昨日の欧州市場では、ドル円は見慣れたレベルの76円台の中盤、ユーロドルはちょっと持ちあがって来ての1.37台の後半だった。いかにもドル円は動かなさそうだ。こうなったらユーロドルに励むしかないのだが、当面の売り場は1.3680アッパーで、出来れば1.37台と見ている。
アメリカの住宅関連の指標が出る前にユーロドルが1.37台に乗せてきた。私はとりあえず1.3716でショートに。住宅着工は事前の予想よりも悪かったので、株売り・クロス円売りといったリスク回避の動きとなった。ユーロ円が下がってくる段階で、ユーロドルも1.36台に下落。私もダイナミックに動くとは考えていなかったので、30ポイントも取れればそれでよしとする小刻み作戦だ!
運よく一回目のポジションニングで失敗せずに値幅を取れた。また1.37台に乗せてきたら売ろう。そう思っていたら、いとも簡単に上がって来た。そこでまた売る。私が寝るまでに、うまいこと3回も回すことが出来た。
まあ、こんなこといつまでも続くはずもなく、いずれはゲットアウトさせられることは分かっているのだが、今朝もユーロドルが1.37台だったので、ちょっとだけショートにした。アジア時間は何もできなかったが、夕方になって台風が接近してくるとユーロドルを買い戻すことができた。この1.3700をはさんだ上下20ポイントの内側で、しばらく遊ぶしかないのかも。
今夜はFOMCだ。それまでは指標が出ても動きづらい展開となるだろう。今回のFOMCでは期待されるものがほとんどない。打てる手段が限られているからだ。超低金利を2013年まで継続すると言っていたものを、時間的効果を配慮して2014年までに拡大するとか、今もっている短期債をもうちょっと長めのタームで買い直すなどだ。実質的には従来と変わらない金融政策なので、マーケットのほうでも反応は出来ないだろう。
むしろ怖いのは、本当に何もしないで、期待外れに終わった場合である。そうなるとリスク回避の動きが強まることにつながり、クロス円は全面安を強いられる。ユーロ円は103円台を通過して、いよいよ100円割れを狙う展開になるだろう。そうなるとドル円もタダではすまない。75円台に突入してフレッシュローを見にいく契機となりそうだ。
まあ夜中は見ていられないので、明日の朝に早起きしてニューヨーククローズの近辺から参加するつもりでいる。ドル円が75円台に突っ込んでいたら、朝の7時までは順張りでショート攻め。しかし7時半以降、8時に近づくにつれて介入警戒感も出てくるだろうから、ドル円はむしろロングにして東京オープンを待っていたい感じだ。これは大地震の起こった翌週の円高&介入の時と同じ手順。まあ、それよりもFOMCでまったく為替相場が動かないかもしれないが…。
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