昨日はFOMC後の失望感が、そのままリスク回避の動きにつながった一日となった。それもかなり大きな揺れとなって。声明文の中で欧州危機や世界的なリセッションの可能性を強調し過ぎたのかもしれない。すでに大幅に値を下げていた米国株であったが、安値追いの動きは鎮まらず、為替相場もそれにつれてクロス円の売りが激しさを増してきた。
ドル円が76円ちょうどの手前でフローリングされているので、突っ込んで売ってはいけない。そのオルタナティブという意味もあろうが、クロス円でも売ってヘッジに供するしかないのだ。ポンド円は116円台に、ユーロ円は102円台の前半に、スイス円はSNBの工作もあったわけだが、今ではまた83円台にまで落ち込んでいる。
今日のアジア時間から欧州時間にかえては株の買い戻しなど、ポジション調整の動きが顕著となっている。しかし昨日の下落分の半分も埋めきれていない。ユーロ円は昨日のレンジの半値である103.25あたりの挙動が重要となってくるだろう。それがネックラインとしてワークしそうだ。つまりそれよりも下に位置している間はユーロ円は戻り売りで臨むべきだろうというものだ。
日本時間 16時25分
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