本日の為替相場の焦点は、『欧州の債務問題』と『金融市場のリスク許容度』、そして『米国の経済指標』や『バーナンキFRB議長の発言』にあり。
米国の経済指標は、
・米)生産者物価指数&【コア】
・米)対米証券投資【ネット長期フロー】&【ネットフロー合計】
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・中)第3四半期GDP
・中)鉱工業生産
・中)固定資産投資
・英)消費者物価指数&【コア】
・独)ZEW景況感調査
・欧)ZEW景況感調査
への注目度が高い。
経済指標以外では、
・豪)RBA議事録(10月4日開催分)
・米)バンク・オブ・アメリカ決算発表
・米)ゴールドマン・サックス決算発表
・米)ステート・ストリート決算発表
・米)バーナンキFRB議長の発言
・英)キングBOE総裁の発言
・相次ぐ、米国の大手金融機関や主要企業の決算発表
・金融市場のリスク許容度
・欧州の債務問題が主要因での欧州不安
・他の金融市場の動向(米株式、米国債(長期金利)、金、原油、米国以外の株式など)
・世界経済の先行き懸念(欧米の景気先行きが主体、中国の動向も)
・金融当局者や要人による発言
・日本政府&日銀による為替介入の実施と警戒感
・明日に、ベージュブック(米地区連銀経済報告)の公表を控える点
などの要因に注意。
★★★
本日は、RBA議事録(10月4日開催分)の公表日。
米国の経済指標は、生産者物価指数&【コア】と対米証券投資【ネット長期フロー】がメイン。
その他、バーナンキFRB議長の発言も予定されている。
米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利(米国債)及び金や原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。
先週から、米国の大手金融機関や主要企業の決算発表が相次いでいる点も重要。
ここ最近の為替相場は、欧州の債務問題や金融市場のリスク許容度(株式市場主導)、世界経済の先行き懸念などを主要因に大きく上下している。
先週後半の相場は、欧州の債務問題への懸念が緩和したことや欧米の株式市場が堅調になったことから、ユーロの買い戻しやリスク選好の流れが加速した。
今週も、その流れが継続されるかに思われたが、欧州要人からの相次ぐネガティブな発言などをキッカケに、欧州の債務問題への懸念が再燃し、欧米の株式市場も軟調となったことで、リスク回避の流れが強まった。
本日は、引き続き、欧州の債務問題と金融市場のリスク許容度、世界経済の先行き懸念での方向性を見極めながら、米国の経済指標の発表やバーナンキFRB議長の発言、米国の大手金融機関や主要企業の決算発表などのイベントでの反応に注目したい。
■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)
▼主要材料
・09時30分:豪)RBA議事録(10月4日開催分)
→今後の金融政策への思惑が噴出しやすく、変動のキッカケになりやすい
・11時00分:中)第3四半期GDP
・11時00分:中)鉱工業生産
・11時00分:中)固定資産投資
→中国の景気先行きや金融政策への思惑は、世界経済の先行きに対するものにもつながるため、金融市場全体に影響を与えやすい
・17時30分:英)消費者物価指数&【コア】
→発表でのポンドへの影響はカナリ大きい
・18時00分:独)ZEW景況感調査
・18時00分:欧)ZEW景況感調査
→発表でのユーロへの影響はカナリ大きい。欧州の経済指標の中で注目度も影響度も1、2を争う
・時間未定:米)バンク・オブ・アメリカ決算発表
・時間未定:米)ゴールドマン・サックス決算発表
・時間未定:米)ステート・ストリート決算発表
→株式市場のへの影響に注目。株式市場の動向は、金融市場のリスク許容度につながる
・21時30分:米)生産者物価指数&【コア】
・22時00分:米)対米証券投資【ネット長期フロー】&【ネットフロー合計】
→2つの時間に2種類の経済指標。注目度と影響度はどちらもカナリ大きい。欧米の株価の動向にも注意
・26時15分:米)バーナンキFRB議長の発言
→言及次第
・28時00分:英)キングBOE総裁の発言
→言及次第
10月17日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼G20財務相・中央銀行総裁会議明けとなる点
▼金融市場のリスク許容度
▼欧州の債務問題が主要因での欧州不安
▼主要な株式市場の動向
▼世界経済の先行き懸念(欧米の景気先行きが主体、中国の動向も)
▼主要な経済指標の発表
▼相次ぐ、米国の大手金融機関や主要企業の決算発表
▼日本政府&日銀による為替介入の実施と警戒感
▼金融当局者や要人による発言
▼金や原油などの商品市場の動向
▼米国の国債の動向(米国の長期金利に影響)
▼欧州各国の国債の動向
▼23日(日)に、EU首脳会議を控える点
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10月18日(火)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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・米国の大手金融機関や主要企業の決算発表→バンク・オブ・アメリカ、ゴールドマン・サックス・グループ、ステート・ストリート、ヤフーインク、インテル、アップル、IBM、ジョンソン・エンド・ジョンソン、コカ・コーラ、他 ・明日に、ベージュブック(米地区連銀経済報告)の公表を控える |
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08:30 | 米)ラッカー:リッチモンド連銀総裁の発言 | B | 要人発言 | |||||||||||
09:00 | 米)エバンズ:シカゴ連銀総裁の発言 | B | 要人発言 | |||||||||||
09:30 | 豪)RBA議事録(10月4日開催分) | ◎ | - | - | ||||||||||
11:00 |
中)第3四半期GDP [前期比/前年同期比] |
◎ | - | +2.2% | ||||||||||
+9.3% | +9.5% | |||||||||||||
中)鉱工業生産 | ○ | +13.4% | +13.5% | |||||||||||
中)小売売上高 | △ | +17.0% | +17.0% | |||||||||||
中)固定資産投資 | ○ | +24.8% | +25.0% | |||||||||||
15:00 | 日)工作機械受注【確報値】 | × | - | +20.3% | ||||||||||
17:30 |
英)消費者物価指数 [前月比/前年比] |
◎ | +0.4% | +0.6% | ||||||||||
+4.9% | +4.5% | |||||||||||||
↑・消費者物価指数【コア】[前年比] | +3.2% | +3.1% | ||||||||||||
英)小売物価指数 [前月比/前年比] |
△ | +0.5% | +0.6% | |||||||||||
+5.4% | +5.2% | |||||||||||||
18:00 | 独)ZEW景況感調査 | ◎ | -45.0 | -43.3 | ||||||||||
欧)ZEW景況感調査 | ○ | - | -44.6 | |||||||||||
未定 | 米)バンク・オブ・アメリカ決算発表 | A | 大手金融決算 | |||||||||||
未定 | 米)ゴールドマン・サックス決算発表 | A | 大手金融決算 | |||||||||||
未定 | 米)ステート・ストリート決算発表 | A | 大手金融決算 | |||||||||||
21:15 | 米)ローゼングレン:ボストン連銀総裁の発言 | B | 要人発言 | |||||||||||
21:30 |
米)生産者物価指数 [前月比/前年比] |
AA | +0.2% | ±0.0% | ||||||||||
+6.4% | +6.5% | |||||||||||||
↑・生産者物価指数【コア】 [前月比/前年比] |
+0.1% | +0.1% | ||||||||||||
+2.4% | +2.5% | |||||||||||||
22:00 | 米)対米証券投資【ネット長期フロー】 | AA | -200億 | +95億 | ||||||||||
↑・対米証券投資【ネットフロー合計】 | - | -518億 | ||||||||||||
23:00 | 米)NAHB住宅市場指数 | C | 15 | 14 | ||||||||||
26:15 | 米)バーナンキFRB議長の発言 | AA | 要人発言 | |||||||||||
28:00 | 英)キングBOE総裁の発言 | ○ | 要人発言 | |||||||||||
翌 06:45 |
豪)デベルRBA総裁補佐の発言 | △ | 要人発言 | |||||||||||
翌 07:30 |
米)ロックハート:アトランタ連銀総裁の発言 | B | 要人発言 | |||||||||||
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レンジを見極めて。どちらにしろ底堅いと判断し、ロングヨリで
様子見
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