11月4日(金)■『ECB金融政策結果発表明けでの影響』と『主要な株式市場の動向』、そして『米国の雇用統計の発表』や『週末要因・ポジション調整』に注目！

本日の為替相場の焦点は、『ECB金融政策結果発表明けでの影響』と『主要な株式市場の動向』、そして『米国の雇用統計の発表』や『週末要因・ポジション調整』にあり。

米国の経済指標は、
・米)雇用統計：非農業部門雇用者数/失業率
への注目度が高い。

米国以外の経済指標は、
・独)製造業受注
・加)失業率＆雇用ネット変化
・加)住宅建設許可
・加)Ivey購買部協会指数
への注目度が高い。

経済指標以外では、
・豪)RBA四半期金融政策報告
・週末要因
・ECB金融政策結果発表明けとなる点
・東京市場が休場明けとなる点
・G20首脳会議(3日・4日開催)
・欧州の大手金融機関の決算発表→コメルツ銀行、RBS
・米国の大手金融機関や主要企業の決算発表→ワシントン・ポスト、バークシャー・ハサウェー、ファニーメイ、他
・金融市場のリスク許容度
・欧州の債務問題(ギリシャによる国民投票の実施の有無など)
・他の金融市場の動向(米株式、米国債、金、原油、米国以外の株式など)
・日本政府＆日銀による為替介入の実施と警戒感
・世界経済の先行き懸念(欧米の景気先行きが主体、中国の動向も)
・金融当局者や要人による発言
などの要因に注意。


★★★

週末金曜日。
本日は、サプライズで利下げとなったECB金融政策結果発表明けとなるほか、昨日からG20首脳会議が開催されている。

米国の経済指標は、雇用統計がメイン。

米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利(米国債)及び金や原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。
相次ぐ米国の主要企業の決算発表は株式市場に影響を与えやすい。

ここ最近の為替相場は、欧州の債務問題や金融市場のリスク許容度(株式市場主導)、世界経済の先行き懸念などを主要因に大きく上下している。

今週に入ってから日本政府＆日銀が円売り・ドル買い介入を実施した事や米国の金融大手MFグローバルの破綻などで金融市場全体が大きく動いている。週半ば以降もギリシャによる国民投票の実施への思惑やFOMC結果発表、ECB金融政策結果発表などで変動の大きな状況は続いている。

本日は、なんといっても月に一度の金融市場のビッグイベントである米・雇用統計の発表日。
引き続き、欧州の債務問題や金融市場のリスク許容度、世界経済の先行き懸念での方向性を見極めながら、欧米の株式市場の動向や米・雇用統計の発表、G20首脳会議などでの影響を捉えたい。
また、ここ最近の金融市場が大きく動いていることから、週末要因やポジション調整にも十分に注意したい。


■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)

▼主要材料

・09時30分：豪)RBA四半期金融政策報告
→内容次第で今後の金融政策への思惑で大きな反応にも

・20時00分：独)製造業受注
→ユーロの変動のキッカケとして

・20時00分：加)失業率＆雇用ネット変化
→発表でのカナダドルへの影響は非常に大きい

・21時30分：加)住宅建設許可
→発表でのカナダドルへの影響はなかなか

・21時30分：米)雇用統計：非農業部門雇用者数/失業率
→本日のメイン。月に1度の金融市場のビッグイベント。これでの発表も当然のこと、欧米の株価動向や週末要因での流れにも十分に注意したい

・23時00分：加)Ivey購買部協会指数
→発表でのカナダドルへの影響はまずまず


10月31日～の週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼金融市場のリスク許容度(欧米の株式市場が主導)
▼欧州の債務問題
▼主要な株式市場の動向(欧米が主体)
▼日本政府＆日銀による為替介入の実施と警戒感
▼世界経済の先行き懸念(欧米の景気先行き懸念が主体、中国の動向も)
▼主要な経済指標の発表
▼米国の主要企業の決算発表(米国の株式市場に影響を与えやすい)
▼金融当局者や要人による発言
▼FOMC政策金利＆声明発表＆FRB議長会見が行われる(2日)点
▼ECB政策金利＆声明発表＆ECB総裁会見が行われる(3日)点
▼G20首脳会議が開催(3日・4日)される点(欧州各国の財政問題が焦点)
▼FRBによる追加金融緩和策実施への思惑
▼10月・月末要因＆11月・月初め要因
▼米国の国債の動向(米国の長期金利に影響)
▼欧州各国の国債の動向
▼金や原油などの商品市場の動向
▼欧州の大手金融機関の決算発表(欧州の債務問題にもつながる)
▼トリシェECB総裁が任期満了となり、ドラギECB総裁となる点

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11月4日(金)の為替相場の注目材料			指標ランク (注目度＆重要度)	コンセン サス	前回 発表値
・週末金曜日 ・G20首脳会議(3日・4日開催) ・欧州の大手金融機関の決算発表→コメルツ銀行、RBS ・米国の大手金融機関や主要企業の決算発表→ワシントン・ポスト、バークシャー・ハサウェー、ファニーメイ、他
09:30		豪)RBA四半期金融政策報告	◎	-	-
未定		英)RBS決算発表	○	大手金融決算
未定		独)コメルツ銀行決算発表	○	大手金融決算
17:53		独)サービス業PMI【確報値】	×	52.1	52.1
17:58		欧)サービス業PMI【確報値】	×	47.2	47.2
19:00		欧)生産者物価指数 [前月比/前年比]	×	+0.2%	-0.1%
				+5.8%	+5.9%
20:00		独)製造業受注 [前月比/前年比]	○	+0.1%	-1.4%
				+7.5%	+3.9%
		加)失業率	◎	7.1%	7.1%
		↑・雇用ネット変化		+1.50万人	+6.09万人
21:30		加)住宅建設許可	○	+2.6%	-10.4%
		米)雇用統計：非農業部門雇用者数	ss	+9.5万人	+10.3万人
		↑・失業率		9.1%	9.1%
23:00		加)Ivey購買部協会指数	○	55.4	55.7
26:00		米)タルーロFRB理事の発言	B	要人発言
29:05		米)ウィリアムズ：サンフランシスコ連銀総裁の発言	B	要人発言
普通→太字→赤色太字の順番で重要。ピンク色太字は金融政策関連のモノ。 ピンク色のバックは米国の材料で黄色は要人発言、緑色は企業の決算を表す。 指標ランク について 米国の経済指標はSS→S→AA→A→BB→B→Cの7段階で表記 その他の経済指標は◎→○→△→×の4段階で表記 指標部分についての免罪 事項及びご利用上注意点 ※15時～20時に市場予想値(コンセンサス)の最新の数値をチェックし、更新した数値は赤字で表記

ショートヨリも。介入絡みでほとんど動かないため、基本様子見

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米・雇用統計発表直後の変動狙いのほか、ロンドンフィックスや週末に向けた流れを見極めて

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