本日の為替相場の焦点は、『FOMC結果発表明けでの影響』と『主要な株式市場の動向』、そして『ECB金融政策結果発表』や『明日に米国の雇用統計の発表を控える点』にあり。
米国の経済指標は、
・米)週間新規失業保険申請件数
・米)第3四半期非農業部門労働生産性【速報値】/単位労働費用
・米)ISM非製造業景況指数
・米)製造業受注
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・NZ)第3四半期失業率&就業者数増減
・豪)小売売上高
・英)サービス業PMI
への注目度が高い。
経済指標以外では、
・加)カーニーBOC総裁の発言
・英)キングBOE総裁の発言
・欧)ECB政策金利&声明発表&ドラギECB総裁の記者会見
・FOMC結果発表明けとなる点
・日本が祝日で東京市場休場
・G20首脳会議(3日・4日開催)
・欧州の大手金融機関の決算発表→BNPパリバ、INGグループ
・米国の大手金融機関や主要企業の決算発表→NYSEユーロネクスト、クラフト・フーズ、ニューズ・コーポレーション、イーストマン・コダック、AIG、スターバックス、他
・金融市場のリスク許容度
・欧州の債務問題
・他の金融市場の動向(米株式、米国債、金、原油、米国以外の株式など)
・日本政府&日銀による為替介入の実施と警戒感
・世界経済の先行き懸念(欧米の景気先行きが主体、中国の動向も)
・金融当局者や要人による発言
などの要因に注意。
★★★
本日は、FOMC結果発表明けで、ECB政策金利&声明発表&ドラギECB総裁の記者会見が行われるほか、明日にかけてG20首脳会議が開催される。
米国の経済指標は、週間新規失業保険申請件数とISM非製造業景況指数がメイン。
その他、第3四半期非農業部門労働生産性【速報値】/単位労働費用や製造業受注への注目度も高い。
米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利(米国債)及び金や原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。
相次ぐ米国の主要企業の決算発表は株式市場に影響を与えやすい。
ここ最近の為替相場は、欧州の債務問題や金融市場のリスク許容度(株式市場主導)、世界経済の先行き懸念、FRBによる追加金融緩和策実施への思惑などを主要因に大きく上下している。
今週に入って、日本政府&日銀による円売り・ドル買い介入を実施した事や米国の金融大手MFグローバルの破綻などで為替相場が大きく動いている。
昨日は、FOMC政策金利&声明発表&バーナンキFRB議長の記者会見が行われた。
本日は、まず最初にFOMC結果発表明けでの影響に注視。引き続き、欧州の債務問題や金融市場のリスク許容度、世界経済の先行き懸念での方向性を見極め、欧米の株式市場の動向や米国の経済指標の発表、ECB政策金利&声明発表&ドラギECB総裁の記者会見などでの影響を上手く捉えたい。
また、明日に米国の雇用統計の発表を控える点や明日にかけてG20首脳会議が開催される点なども重要となる。
■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)
▼主要材料
・05時15分:加)カーニーBOC総裁の発言
→言及次第
・06時45分:NZ)第3四半期失業率&就業者数増減
→発表でのNZドルへの影響はカナリ大きい
・07時30分:加)カーニーBOC総裁の発言
→言及次第
・09時30分:豪)小売売上高
→発表での豪ドルへの影響はカナリ大きい
・18時28分:英)サービス業PMI
→発表でのポンドへの影響はカナリ大きい
・18時45分:英)キングBOE総裁の発言
→言及次第
・21時30分:米)週間新規失業保険申請件数
・21時30分:米)第3四半期非農業部門労働生産性【速報値】/単位労働費用
・23時00分:米)ISM非製造業景況指数
・23時00分:米)製造業受注
→2つの時間に4種類の経済指標が発表される。メインは週間新規失業保険申請件数とISM非製造業景況指数。明日に雇用統計を控える点や欧米の株価の動向も重要
・21時45分:欧)ECB政策金利&声明発表
・22時30分:欧)ドラギECB総裁の記者会見
→ECB総裁の言及次第。どちらにしろ、欧州の債務問題もあり、大きな変動要因となりやすい
10月31日~の週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼金融市場のリスク許容度(欧米の株式市場が主導)
▼欧州の債務問題
▼主要な株式市場の動向(欧米が主体)
▼日本政府&日銀による為替介入の実施と警戒感
▼世界経済の先行き懸念(欧米の景気先行き懸念が主体、中国の動向も)
▼主要な経済指標の発表
▼米国の主要企業の決算発表(米国の株式市場に影響を与えやすい)
▼金融当局者や要人による発言
▼FOMC政策金利&声明発表&FRB議長会見が行われる(2日)点
▼ECB政策金利&声明発表&ECB総裁会見が行われる(3日)点
▼G20首脳会議が開催(3日・4日)される点(欧州各国の財政問題が焦点)
▼FRBによる追加金融緩和策実施への思惑
▼10月・月末要因&11月・月初め要因
▼米国の国債の動向(米国の長期金利に影響)
▼欧州各国の国債の動向
▼金や原油などの商品市場の動向
▼欧州の大手金融機関の決算発表(欧州の債務問題にもつながる)
▼トリシェECB総裁が任期満了となり、ドラギECB総裁となる点
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11月3日(木)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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・FOMC結果発表明け ・日本市場休場 ・G20首脳会議(3日・4日開催) ・欧州の大手金融機関の決算発表→BNPパリバ、INGグループ ・米国の大手金融機関や主要企業の決算発表→NYSEユーロネクスト、クラフト・フーズ、ニューズ・コーポレーション、イーストマン・コダック、AIG、スターバックス、他 |
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05:15 | 加)カーニーBOC総裁の発言 | ○ | 要人発言 | |||||||||||
06:45 | NZ)第3四半期失業率 | ◎ | 6.4% | 6.5% | ||||||||||
↑・就業者数増減 | +0.6% | ±0.0% | ||||||||||||
07:30 | 加)カーニーBOC総裁の発言 | ○ | 要人発言 | |||||||||||
09:00 | 米)フィッシャー:ダラス連銀総裁の発言 | B | 要人発言 | |||||||||||
09:30 | 豪)小売売上高 | ◎ | +0.4% | +0.6% | ||||||||||
↑・第3四半期小売売上高 | +0.6% | +0.3% | ||||||||||||
10:00 | 中)非製造業PMI | △ | - | 59.3 | ||||||||||
11:30 | 中)HSBCサービス業PMI | × | - | 53.0 | ||||||||||
未定 | 欧)BNPパリバ決算発表 | ○ | 大手金融決算 | |||||||||||
未定 | 欧)INGグループ決算発表 | ○ | 大手金融決算 | |||||||||||
18:28 | 英)サービス業PMI | ◎ | 52.0 | 52.9 | ||||||||||
18:45 | 英)キングBOE総裁の発言 | ○ | 要人発言 | |||||||||||
英)タッカーBOE副総裁の発言 | △ | 要人発言 | ||||||||||||
19:15 | 英)ビーンBOE副総裁の発言 | △ | 要人発言 | |||||||||||
21:30 | 米)週間新規失業保険申請件数 | AA | 40.0万件 | 40.2万件 | ||||||||||
米)第3四半期非農業部門労働生産性【速報値】 |
BB | +3.0% | -0.7% | |||||||||||
↑・単位労働費用【速報値】 | -1.0% | +3.3% | ||||||||||||
米)ロックハート:アトランタ連銀総裁の発言 | B | 要人発言 | ||||||||||||
21:45 | 欧)ECB政策金利&声明発表 | ◎ | 1.50% 据え置き |
1.50% 据え置き |
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22:30 | 欧)ドラギECB総裁の記者会見 | ◎ | 要人発言 | |||||||||||
23:00 | 米)ISM非製造業景況指数 | S | 53.5 | 53.0 | ||||||||||
米)製造業受注 | B | -0.2% | -0.2% | |||||||||||
26:30 | ス)ダンシンSNB理事の発言 | △ | 要人発言 | |||||||||||
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様子見
米・経済指標やECB総裁の会見での変動で。明日に米雇用統計を控える点に注意
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