本日の為替相場の焦点は、『欧州の債務問題への思惑』と『欧米の株式市場の動向』、そして『明日にEU首脳会議を控える点』にあり。
米国の経済指標は、
注目度の高いものの発表はない。
米国以外の経済指標は、
・09時30分:豪)第3四半期GDP
・18時30分:英)鉱工業生産/製造業生産高
・20時00分:独)鉱工業生産
への注目度が高い。
経済指標以外では、
・29時00分:NZ)RBNZ政策金利&声明発表&四半期金融政策報告
・ドイツの国債入札日
・米国の週間原油在庫の発表
・8日・9日に、EU首脳会議が開催される点
・クリスマス休暇入りで市場参加者が減少する時期である点
・欧州各国の国債の動向(特に高債務国の国債利回りに敏感)
・欧州の債務問題(欧州各国に広がる)
・金融市場のリスク許容度(欧米の株式市場が主導)
・他の金融市場の動向(米株式、米国債、金、原油、米国以外の株式など)
・日本政府&日銀による為替介入への警戒感
・世界経済の先行き懸念(欧米が主体、中国の動向も)
・金融当局者や要人による発言
などの要因に注意。
★★★
RBNZの金融政策の発表日。
また、明日からEU首脳会議が開催される。
本日は、注目度の高い米国の経済指標の発表はない。
米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利(米国債)や金・原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。
ここ最近の為替相場は、欧州の債務問題や金融市場のリスク許容度、世界経済の先行き懸念などを主要因に大きく上下している。
先々週までの金融市場は、欧州の債務問題への懸念や欧米の株式市場の下落でリスク回避の流れが加速したが、先週は大きく反発し、リスク回避の巻き戻しやリスク選好ヨリの流れが優勢となった。
今週に入ってからは、市場参加者が減少する中、新規材料に乏しく、揉み合いが続いている。
本日は、引き続き欧州の債務問題と金融市場のリスク許容度での方向性を見極めたい。
特に、直近の金融市場は欧州各国の国債の入札状況や利回り、欧米の株式市場の動向に敏感。
その他、クリスマス休暇入りで市場参加者が減少していく時期である点や明日から、EU首脳会議が開催される点も重要となる。
■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)
▼主要材料
・09時30分:豪)第3四半期GDP
→発表での豪ドルへの影響は非常に大きい
・18時30分:英)鉱工業生産/製造業生産高
→発表でのポンドへの影響はまずまず
・20時00分:独)鉱工業生産
→発表でのユーロへの影響はまずまず
※本日は、『注目度の高い米国の経済指標』の発表はない
→注目度の高い米国の経済指標の発表はない。為替相場は欧州債務不安絡みの話題での変動や欧米の株式市場の動向での影響に注意したい
・29時00分:NZ)RBNZ政策金利&声明発表&四半期金融政策報告
→今後の金融政策への思惑が噴出すれば、大きな変動につながりやすい
12月5日~の週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下
▼欧州各国の国債の動向(特に高債務国の国債利回りに敏感)
▼欧州の債務問題(欧州各国に広がる)
▼金融市場のリスク許容度(欧米の株式市場が主導)
▼主要な株式市場の動向(欧米が主体)
▼EU首脳会議(8日・9日開催)が開催される点
▼RBNZ、RBA、ECB、BOE、BOCの金融政策が発表される点
▼来週に、FOMCを控える点
▼クリスマス休暇入りで市場参加者が減少する時期である点
▼主要な経済指標の発表
▼世界経済の先行き懸念(欧米が主体、中国の動向も重要)
▼日本政府&日銀による為替介入への警戒感
▼米国の国債の動向(長期金利の動向はドルに影響を与えやすい)
▼金融当局者や要人による発言
▼金や原油などの商品市場の動向
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12月7日(水)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
|||||||||||
・ドイツの国債入札日 | ||||||||||||||
09:30 |
豪)第3四半期GDP [前期比/前年比] |
◎ | +0.8% | +1.2% | ||||||||||
+1.9% | +1.4% | |||||||||||||
11:10 | 日)石田日銀審議委員の発言 | △ | 要人発言 | |||||||||||
14:00 |
日)景気動向指数【速報値】 [一致CI指数/先行CI指数] |
× | 90.3 | 89.0 | ||||||||||
91.6 | 91.5 | |||||||||||||
14:30 | 日)石田日銀審議委員の発言 | △ | 要人発言 | |||||||||||
15:45 | ス)失業率 | × | 3.1% | 2.9% | ||||||||||
16:45 | 仏)貿易収支 | × | -60.00億 | -63.03億 | ||||||||||
18:30 |
英)鉱工業生産 [前月比/前年比] |
○ | -0.3% | ±0.0% | ||||||||||
-0.7% | -0.7% | |||||||||||||
英)製造業生産高 [前月比/前年比] |
○ | -0.3% | +0.2% | |||||||||||
+1.4% | +2.0% | |||||||||||||
20:00 |
独)鉱工業生産 [前月比/前年比] |
○ | +0.3% | -2.7% | ||||||||||
+3.5% | +5.4% | |||||||||||||
南ア)小売売上高 | △ | +7.5% | +8.3% | |||||||||||
22:30 | 米)ラスキンFRB理事の発言 | B | 要人発言 | |||||||||||
24:30 | 米)週間原油在庫 | BB | - | +393万 | ||||||||||
25:00 | 独)カンペーター独副財務相の発言 | △ | 要人発言 | |||||||||||
29:00 | 米)消費者信用残高 | C | +70.00億 | +73.86億 | ||||||||||
NZ)RBNZ政策金利&声明発表 | ◎ | 2.50% 据え置き |
2.50% 据え置き |
|||||||||||
NZ)四半期金融政策報告 | ◎ | - | - | |||||||||||
翌 06:45 |
NZ)第3四半期製造業売上高 | × | - | +2.1% | ||||||||||
|
様子見
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