12月8日(木)■『欧州の債務問題への思惑』と『欧米の株式市場の動向』、そして『EU首脳会議の開催』や『RBNZ、BOE、ECBの金融政策発表』に注目！

本日の為替相場の焦点は、『欧州の債務問題への思惑』と『欧米の株式市場の動向』、そして『EU首脳会議の開催』や『RBNZ、BOE、ECBの金融政策発表』にあり。

米国の経済指標は、
・22時30分：米)週間新規失業保険申請件数
への注目度が高い。

米国以外の経済指標は、
・09時30分：豪)失業率＆新規雇用者数
・22時15分：加)住宅着工件数
・22時30分：加)新築住宅価格指数
への注目度が高い。

経済指標以外では、
・05時00分：NZ)RBNZ政策金利＆声明発表＆四半期金融政策報告
・16時20分：豪)スティーブンスRBA総裁の発言
・21時00分：英)BOE政策金利＆声明＆BOE資産購入枠発表
・21時45分：欧)ECB政策金利＆声明発表＆ドラギECB総裁の記者会見
・EU首脳会議が開催(8日・9日)される点
・クリスマス休暇入りで市場参加者が減少する時期である点
・欧州各国の国債の動向(特に高債務国の国債利回りに敏感)
・欧州の債務問題(欧州各国に広がる)
・金融市場のリスク許容度(欧米の株式市場が主導)
・他の金融市場の動向(米株式、米国債、金、原油、米国以外の株式など)
・日本政府＆日銀による為替介入への警戒感
・世界経済の先行き懸念(欧米が主体、中国の動向も)
・金融当局者や要人による発言
などの要因に注意。


★★★

本日は、RBNZとBOE、ECBの金融政策の結果が発表されるほか、EU首脳会議が開催(8日・9日)される。

本日の米国の経済指標は、週間新規失業保険申請件数がメイン。

米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利(米国債)や金・原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。

ここ最近の為替相場は、欧州の債務問題や金融市場のリスク許容度、世界経済の先行き懸念などを主要因に大きく上下している。

先々週までの金融市場は、欧州の債務問題への懸念や欧米の株式市場の下落でリスク回避の流れが加速したが、先週は大きく反発し、リスク回避の巻き戻しやリスク選好ヨリの流れが優勢となった。
今週に入ってからは、市場参加者が減少する中、新規材料に乏しく、揉み合いが続いている。

本日は、引き続き欧州の債務問題と金融市場のリスク許容度での方向性を見極めたい。
特に、直近の金融市場は欧州各国の国債の入札状況や利回り、欧米の株式市場の動向に敏感。
その他、RBNZとBOE、ECBの金融政策の結果やEU首脳会議が開催される点にも要注目。
更には、クリスマス休暇入りで市場参加者が減少していく時期である点も重要となる。


■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)

▼主要材料

・05時00分：NZ)RBNZ政策金利＆声明発表＆四半期金融政策報告
→今後の金融政策への思惑が噴出すれば、大きな変動につながりやすい

・09時30分：豪)失業率＆新規雇用者数
→発表での豪ドルへの影響はカナリ大きい

・16時20分：豪)スティーブンスRBA総裁の発言
→言及次第だが、大きな反応につながりやすい

・21時00分：英)BOE政策金利＆声明＆BOE資産購入枠発表
→今後の金融政策への思惑が噴出すれば、大きな変動につながりやすい

・21時45分：欧)ECB政策金利＆声明発表
→0.25％の利下げがコンセンサス。今後の金融政策への思惑が噴出すれば、大きな変動につながりやすい

・22時15分：加)住宅着工件数
→発表でのカナダドルへの影響はまずまず

・22時30分：欧)ドラギECB総裁の記者会見
→今後の金融政策への思惑が噴出すれば、大きな変動につながりやすい

・22時30分：加)新築住宅価格指数
→発表でのカナダドルへの影響はまずまず

・22時30分：米)週間新規失業保険申請件数
→注目度の高い米国の経済指標の発表はこれだけ。為替相場は欧州債務不安絡みの話題での変動や欧米の株式市場の動向での影響に注意したい


12月5日～の週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下
▼欧州各国の国債の動向(特に高債務国の国債利回りに敏感)
▼欧州の債務問題(欧州各国に広がる)
▼金融市場のリスク許容度(欧米の株式市場が主導)
▼主要な株式市場の動向(欧米が主体)
▼EU首脳会議(8日・9日開催)が開催される点
▼RBNZ、RBA、ECB、BOE、BOCの金融政策が発表される点
▼来週に、FOMCを控える点
▼クリスマス休暇入りで市場参加者が減少する時期である点
▼主要な経済指標の発表
▼世界経済の先行き懸念(欧米が主体、中国の動向も重要)
▼日本政府＆日銀による為替介入への警戒感
▼米国の国債の動向(長期金利の動向はドルに影響を与えやすい)
▼金融当局者や要人による発言
▼金や原油などの商品市場の動向

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12月8日(木)の為替相場の注目材料			指標ランク (注目度＆重要度)	コンセン サス	前回 発表値
・EU首脳会議(非公式のワーキングディナー)
05:00		NZ)RBNZ政策金利＆声明発表	◎	2.50% 据え置き	2.50% 据え置き
		NZ)四半期金融政策報告	◎	-	-
06:45		NZ)第3四半期製造業売上高	×	-	+2.1%
08:50		日)機械受注 [前月比/前年比]	×	+0.5%	-8.2%
				+9.6%	+9.8%
		日)経常収支	×	+5036億	+1兆5848億
		日)貿易収支	×	-1905億	+3732億
09:30		豪)失業率	◎	5.2%	5.2%
		↑・新規雇用者数		+1.00万人	+1.01万人
13:30		日)企業倒産件数	×	-	-14.1%
14:00		日)景気ウォッチャー調査 [現状判断DI/先行き判断DI]	×	-	45.9
				-	45.9
15:30		仏)第3四半期非農業部門雇用者【確報値】	×	±0.0%	±0.0%
16:20		豪)スティーブンスRBA総裁の発言	○	要人発言
17:00		南ア)第3四半期経常収支	×	-1109億	-954億
20:00		南ア)製造業生産高 [前月比/前年比]	×	+0.5%	+0.2%
				+5.7%	+7.7%
20:30		仏)サルコジ仏大統領の発言	△	要人発言
21:00		英)BOE政策金利＆声明発表	◎	0.50% 据え置き	0.50% 据え置き
		↑・BOE資産購入枠発表	◎	2750億 据え置き	2750億 据え置き
21:45		欧)ECB政策金利＆声明発表	◎	25bp 利下げ 1.00%	25bp 利下げ 1.25%
22:15		加)住宅着工件数	○	20.00万件	20.76万件
22:30		欧)ドラギECB総裁の記者会見	◎	要人発言
		加)新築住宅価格指数 [前月比/前年比]	○	+0.2%	+0.2%
				+2.5%	+2.3%
		米)週間新規失業保険申請件数	AA	39.5万件	40.2万件
24:00		米)卸売在庫	C	+0.3%	-0.1%
24:30		欧)コンスタンシオECB副総裁の発言	△	要人発言
普通→太字→赤色太字の順番で重要。ピンク色太字は金融政策関連のモノ。 ピンク色のバックは米国の材料で黄色は要人発言、緑色は企業の決算を表す。 指標ランク について 米国の経済指標はSS→S→AA→A→BB→B→Cの7段階で表記 その他の経済指標は◎→○→△→×の4段階で表記 指標部分についての免罪 事項及びご利用上注意点 ※15時～20時に市場予想値(コンセンサス)の最新の数値をチェックし、更新した数値は赤字で表記

クリスマス・年末相場で基本的には様子見

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