本日の為替相場の焦点は、『欧州の債務問題への反応』と『欧米の株式市場の動向』、そして『米・中古住宅販売保留』や『独連邦議会での第2次ギリシャ支援法案の採決』にあり。
米国の経済指標は、
・24時00分:米)中古住宅販売保留
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・06時45分:NZ)貿易収支
への注目度が高い。
経済指標以外では、
・G20副財務相・財務次官級会合明け
・独連邦議会で第2次ギリシャ支援法案の採決
・29日に、ECBによる3年物資金供給オペが実施される点
・29日に、FRB議長による半期に一度の議会証言を控える点
・欧州の債務問題(直近は反発が優勢も燻り続ける)
・金融市場のリスク許容度(欧米の株式市場が主導)
・欧州各国の国債の動向(入札状況や利回りに敏感)
・他の金融市場の動向(米株式や国債、金、原油、米国以外の株式や国債など)
・米国の超低金利政策の長期化への思惑
・金融当局者や要人による発言
などの要因に注意。
★★★
週明け月曜日。
G20副財務相・財務次官級会合明けで独連邦議会で第2次ギリシャ支援法案の採決が行われる。
米国の経済指標の発表は、中古住宅販売保留がメイン。
米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利(米国債)や金・原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。
ここ数ヶ月の為替相場は、欧州の債務問題や金融市場のリスク許容度、世界経済の先行き懸念などで大きく上下している。特に欧州債務問題でのユーロの変動が大きい。
今年に入ってから、欧州債務問題絡みの話題の一旦の材料出尽くしからか、それまで大きく下落してきたユーロの反発のほか、米国の超低金利政策の長期化懸念などで円以外の通貨ペアに対してドル売り、日銀の量的緩和拡大策をキッカケに円売り・ドル買いの傾向が優勢になっている。
週明けの本日は、引き続き欧州の債務問題と金融市場のリスク許容度での方向性に注視。
その他、米国の経済指標の発表や独連邦議会で第2次ギリシャ支援法案の採決が行われる点にも注目したい。
■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)
▼主要材料
・06時45分:NZ)貿易収支
→発表での影響はまずまず
・24時00分:米)中古住宅販売保留
→注目に値する高い米国の経済指標はこれだけ。欧米の株式市場の動向にも注意したい
2月27日~の週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下
▼G20副財務相・財務次官級会合明け
▼27日に、独連邦議会で第2次ギリシャ支援法案の採決
▼29日に、ECBによる3年物資金供給オペが実施
▼29日に、FRB議長による半期に一度の議会証言
▼1日・2日に、EU首脳会議が開催
▼欧州の債務問題(直近は反発が優勢も燻り続ける)
▼金融市場のリスク許容度(欧米の株式市場が主導)
▼主要な株式市場の動向(欧米が主体)
▼主要な経済指標の発表
▼欧州各国の国債の動向(入札状況や利回りに敏感)
▼米国の国債の動向(利回り・米長期金利がドルに影響)
▼米国の超低金利政策の長期化への思惑
▼世界経済の先行き懸念(欧米が主体、中国の動向も重要)
▼金融当局者や要人による発言
▼金や原油などの商品市場の動向
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2月27日(月)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&影響度) |
市場 予想値 |
前回 発表値 |
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・G20副財務相・財務次官級会合明け ・独連邦議会で第2次ギリシャ支援法案の採決(可決予定) |
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06:45 | NZ)貿易収支 | ○ | +1.67億 | +3.38億 | ||||||||||
09:01 |
英)ホームトラック住宅調査 [前月比/前年比] |
× | - | ±0.0% | ||||||||||
- | -1.6% | |||||||||||||
16:45 | 仏)生産者物価指数 | × | +4.1% | +4.7% | ||||||||||
18:00 | 欧)マネーサプライM3 | × | +1.8% | +1.6% | ||||||||||
22:45 | 欧)プラートECB専務理事の発言 | △ | 要人発言 | |||||||||||
24:00 |
米)中古住宅販売保留 [前月比/前年比] |
AA | +1.0% | -3.5% | ||||||||||
- | +4.4% | |||||||||||||
24:30 | 米)ダラス連銀製造業活動指数 | C | +15.5 | +15.3 | ||||||||||
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