本日の為替相場の焦点は、『欧州の債務問題への反応』と『欧米の株式市場の動向』、そして『米国の経済指標の発表』と『FRB議長による金融政策に関する議会証言(2日目)』にあり。
米国の経済指標は、
・22時30分:米)週間新規失業保険申請件数
・22時30分:米)個人所得/個人支出/PCEデフレーター/PCEコア・デフレーター
・24時00分:米)ISM製造業景況指数
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・09時30分:豪)住宅建設許可件数
・09時30分:豪)第4四半期民間設備投資
・10時00分:中)製造業PMI
・15時45分:ス)第4四半期GDP
・17時30分:ス)製造業PMI
・18時30時:英)製造業PMI
・19時00分:欧)消費者物価指数【速報値】
・19時00分:欧)失業率
への注目度が高い。
経済指標以外では、
・24時00分:米)バーナンキFRB議長の議会証言(2日目)【半期に一度の金融政策に関するもの】
・月初め要因(本日が、3月の最初の営業日)
・EU首脳会議(1日・2日開催)
・ECBによる3年物資金供給オペ実施明け
・29日・1日に、FRB議長による半期に一度の金融政策に関する議会証言
・欧州の債務問題(直近は反発が優勢も燻り続ける)
・金融市場のリスク許容度(欧米の株式市場が主導)
・欧州各国の国債の動向(入札状況や利回りに敏感)
・他の金融市場の動向(米株式や国債、金、原油、米国以外の株式や国債など)
・米国の超低金利政策の長期化への思惑
・金融当局者や要人による発言
などの要因に注意。
★★★
3月の最初の営業日。
ECBによる3年物資金供給オペ実施明けで、今日・明日とEU首脳会議、FRB議長による半期に一度の金融政策に関する議会証言(2日目)が行われる。
米国の経済指標の発表は、週間新規失業保険申請件数とISM製造業景況指数がメイン。
米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利(米国債)や金・原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。
ここ数ヶ月の為替相場は、欧州の債務問題や金融市場のリスク許容度、世界経済の先行き懸念などで大きく上下している。特に欧州債務問題でのユーロの変動が大きい。
今年に入ってから、欧州債務問題絡みの話題の一旦の材料出尽くしからか、それまで大きく下落してきたユーロの反発のほか、米国の超低金利政策の長期化懸念などで円以外の通貨ペアに対してドル売り、日銀の量的緩和拡大策をキッカケに円売り・ドル買いの傾向が優勢になっている。
今週に入っては、調整が主体となっていたが、昨日のバーナンキFRB議長の議会証言(1日目)【半期に一度の金融政策に関するもの】で大きめにドル買いヨリに動いた。
本日は、引き続き、欧州の債務問題と金融市場のリスク許容度での方向性に注視。
その他、米国の経済指標の発表やEU首脳会議、FRB議長による半期に一度の金融政策に関する議会証言(2日目)も重要。
■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)
▼主要材料
・09時30分:豪)住宅建設許可件数
・09時30分:豪)第4四半期民間設備投資
→発表での影響は非常に大きい
・10時00分:中)製造業PMI
→発表での影響は非常に大きい。中国の景気先行きや金融政策への思惑は金融市場全体に影響を与えやすい
・15時45分:ス)第4四半期GDP
→発表での影響はまずまず
・17時30分:ス)製造業PMI
→発表での影響はまずまず
・18時30時:英)製造業PMI
→発表での影響は非常に大きい
・19時00分:欧)消費者物価指数【速報値】
・19時00分:欧)失業率
→発表での影響は非常に大きい
・22時30分:米)週間新規失業保険申請件数
・22時30分:米)個人所得/個人支出/PCEデフレーター/PCEコア・デフレーター
・24時00分:米)ISM製造業景況指数
・24時00分:米)バーナンキFRB議長の議会証言(2日目)【半期に一度の金融政策に関するもの】
→2つの時間に3つの経済指標と1つのイベント。昨日のFRB議長議会証言1日目で相場が大きく変動したために、2日目の本日も注目したい。その他、欧州の債務問題絡みでの反応や欧米の株式市場の動向にも注意
2月27日~の週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下
▼G20副財務相・財務次官級会合明け
▼27日に、独連邦議会で第2次ギリシャ支援法案の採決
▼29日に、ECBによる3年物資金供給オペが実施
▼29日・1日に、FRB議長による半期に一度の金融政策に関する議会証言
▼1日・2日に、EU首脳会議が開催
▼2月の月末要因・3月の月初め要因
▼欧州の債務問題(直近は反発が優勢も燻り続ける)
▼金融市場のリスク許容度(欧米の株式市場が主導)
▼主要な株式市場の動向(欧米が主体)
▼主要な経済指標の発表
▼欧州各国の国債の動向(入札状況や利回りに敏感)
▼米国の国債の動向(利回り・米長期金利がドルに影響)
▼米国の超低金利政策の長期化への思惑
▼世界経済の先行き懸念(欧米が主体、中国の動向も重要)
▼金融当局者や要人による発言
▼金や原油などの商品市場の動向
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3月1日(木)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&影響度) |
市場 予想値 |
前回 発表値 |
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・3月の最初の営業日 ・EU首脳会議(1日・2日開催) |
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09:30 | 豪)住宅建設許可件数 | ◎ | +2.0% | -1.0% | ||||||||||
豪)第4四半期民間設備投資 | ○ | +3.8% | +12.3% | |||||||||||
10:00 | 中)製造業PMI | ◎ | 50.9 | 50.5 | ||||||||||
11:30 | 中)HSBC製造業PMI【確報値】 | × | - | 49.7 | ||||||||||
15:45 |
ス)第4四半期GDP [前期比/前年比] |
○ | -0.1% | +0.2% | ||||||||||
+1.0% | +1.3% | |||||||||||||
16:00 |
英)ネーションワイド住宅価格指数 [前月比/前年比] |
△ | +0.2% | -0.2% | ||||||||||
+0.3% | +0.6% | |||||||||||||
17:30 | ス)製造業PMI | ○ | 48.5 | 47.3 | ||||||||||
17:55 | 独)製造業PMI【確報値】 | × | 50.1 | 50.1 | ||||||||||
18:00 | 欧)製造業PMI【確報値】 | × | 49.0 | 49.0 | ||||||||||
18:30 | 英)製造業PMI | ◎ | 52.0 | 52.1 | ||||||||||
19:00 | 欧)消費者物価指数【速報値】 | ◎ | +2.6% | +2.7% (+2.6%) |
||||||||||
欧)失業率 | ○ | 10.4% | 10.4% | |||||||||||
英)マイルズMPC委員の発言 | △ | 要人発言 | ||||||||||||
22:00 | 米)ピアナルト:クリーブランド連銀総裁の発言 | B | 要人発言 | |||||||||||
22:30 | 加)第4四半期経常収支 | △ | -96億 | -121億 | ||||||||||
米)週間新規失業保険申請件数 | AA | 35.5万件 | 35.1万件 | |||||||||||
米)個人所得 | BB | +0.4% | +0.5% | |||||||||||
↑・個人支出 | +0.4% | ±0.0% | ||||||||||||
↑・PCEデフレーター [前年比] | +2.3% | +2.4% | ||||||||||||
↑・PCEコア・デフレーター [前月比/前年比] |
+0.2% | +0.2% | ||||||||||||
+1.8% | +1.8% | |||||||||||||
24:00 | 米)ISM製造業景況指数 | S | 54.5 | 54.1 | ||||||||||
米)建設支出 | C | +1.0% | +1.5% | |||||||||||
米)バーナンキFRB議長の議会証言 (2日目) 【半期に一度の金融政策に関するもの】 |
S | 要人発言 | ||||||||||||
24:30 | 米)ラスキンFRB理事の発言 | B | 要人発言 | |||||||||||
26:30 | 米)ロックハート:アトランタ連銀総裁の発言 | B | 要人発言 | |||||||||||
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