昨日の欧州序盤ではスペインの国債が下がっている、つまり利回りが上昇しているので、信用スプレッドも過去最大になっているというトピックで始まった。そもそもアジア時間からすでにユーロドルは1.30割れスレスレの低空飛行を続けていた。一瞬だけ1.30の大台を割り込んだとはいっても、なおも1.30台の前半にこだわる展開。欧州株も安値攻めから始まったので、私も教科書的にユーロ売りで臨んだ。
ユーロドルは時間がかかりそうだと思ったので、ユーロ円を104.87で売ってみた。ユーロ円はすでに104円台のミドルまで突っ込んでいたが、いまは戻り中。戻り売りを敢行したわけだが、このまま持っていかれたらたままったものではない。いちおう105.20で買い戻しのストップ注文を置いておいた。このレベルは下がってくるときに投げ売りのロスカットを誘発したレベルだからだ。まだ売れてないで困っている逃げのオファーとかも並んでいてしかるべきだと考えたからだ。
私は勝負は20時以降の米企業決算が出てからになるのだろうと思っていたのだが、存外に早くストップがついてしまい、クロス円の他の買い戻し注文も巻き込んで、ユーロ円は大きくリバンドすることとなった。大いに私の思惑ははずれ、まだ明るいうちから次のアクションを考えなければならないこととなった。
こうなったら経済指標がいろいろ出るが、それぞれに反応してみるような、小刻みなトレードでもやってロスを取り返そうかな。20時のシティ決算、21時半の小売と景況感、22時の対米資本流入、22時半の米国株オープン、23時の住宅指数というように。あんまりブルだとかベアだとかにこだわらずに、各々に是々非々で対応している。方向としてはもちろんトレンドフォローとなる。
まずはシティ銀。EPSが1ドル台を期待されていたのに低かった。これでユーロ円を105.19で売ってみたが、マーケットの反応はほとんどなし。次の指標が出る順になったので、とりあえず105.16で買い戻した。ほとんど同値だ。小売の数字は良かったので、今度はリスクオンにかけてユーロ円を105.27でロングに。私がロスカットさせられたステージでの戻り高値である105.37は越えてきたが、勢いがない。
また次の指標が出るので、105.37でクローズした。ちょっと取り返したが、まだ足りない。対米証券投資では純流入の量が少なかったので、にわかドル売りが起こるのではないか見て、今度はドル円を売ってみた。80.75で売ったのだが、これがレベルといい、タイミングといい、この日のうちでいちばん良いトレードとなった。
米国株は小売売上高が良かったということで値を上げてスタートしたが、為替相場は円安に振れることはなく、ドル円は下がっていった。しかし昼間に80.46あたりまで安値をやっていることでもあるし、私自身がそんなにドル円が深押しするとは思っていないので、80.48で利食いした。その後も80.30まで落ちたのだが、これはおかずのようなものだ。
今日のアジア時間では小動き。ユーロドルが1.31台に戻っているので、多少の安心感が漂っているようだ。欧州序盤の動きについていきたいところ。私としてはすぐに相場がどちらかに大きく動くとは思っていない。ユーロ円であれば、しばらくは104円台から戻っても107円台くらいまでというレンジ相場に入った感じもする。
ドル円も80円を割り込んで79円台には突入することもあるのだろうが、それが激しい投げ売りを呼び込むようなものではなく、押し目を買いたい人のイントも巻き込んで行ったり来たりの展開になるのではないかというイメージでいる。ユーロドルはいわずもがなの1.30台から1.33台である。
欧州市場に入ってからは、注目されていたスペインの国債入札も3月よりはお金自体はなんとか集まったし、ドイツの景況感も良かったということでユーロはショートカバーもあって買い戻されている。しかし決算発表などミクロ系のデータからは格別のサプライズはなさそうだし、次回の日銀会合でのアクションか、月末のアメリカのGDPまではレンジブレークの材料はないのかもしれない。
日本時間 18時15分
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