昨日の海外市場ではリスクテークがいっそう進んだ。そもそもアジア時間の、特にランチタイムあたりから米国株などは妙に押し上がっており、日本株やインド株も高値追いとなっていた。材料としてはG7の電話会談が終わったくらい。
でもそれによって欧州問題が前進するというつもりなのだろうか。たしかに一部からは欧州の各国が景気刺激策のほうに軸足を向けるようになるのではという観測も出ていたが、それではあまりに期待に過ぎる。
しかし欧州序盤ではユーロドルは1.25台に乗せてきて、ドル円も79円台に乗せてきた。明らかな円売り、クロス円の買いモードになっている。欧州株もなんだか高いし、相場の流れが加速するのか、それとも反転するのかは、ECB会合の後のドラギ総裁の会見を見てからでもよいだろう。
ECBの政策金利の発表は変更なしで、これは予想通りだったためユーロドルはそれほども動かなかった。しかしドラギ総裁が必要な局面では追加緩和も行うということを宣言したので、明確な利下げバイアスの増加と受け取られ、その直後からユーロ売りがかさんできた。
ユーロドルは1.24台のミドルまで押し込まれ、私も1.2455あたりで売り込んで見たものの、やはり景気配慮型であることは間違いなく、欧州株、米国株ともに値を戻してくるにつれユーロも値を切り上げてきた。ちょっとは我慢するつもりであったが、米国株オープンにむけてグローベックスではリスクテークの勢いが盛んになってくるのを見ると、ユーロドルの買い戻し態勢に入った。
株価の伸びはもう十分であり、これ以上は上がらないと実は私は考えていた。それがアジア時間での高値も抜けてきたとあっては、私の当初考えていたシナリオの想定とは違ってきている。別の何かが起こっているのだから、ここはいったんは撤退だ!ほぼ同値で買い戻しを迫れ、その後はスピードこそ遅かったが、ユーロドルは1.25台まで戻しきった。
ユーロ円も強いが、ユーロポンドも強い。ECBのイベント後の安値から3時間余りで100ポイント近くもメクレ上がってしまった。これだけユーロが強いと、私としては何もしたくない。ユーロドルも10日ぶりくらいの高値にまで上がってきた。
今日になっても相場の流れは変わらずで、マーケットは飢えていたこともあってリスクテークで動くのに余念がない。ただ午後からはアジア株が総じて垂れてきているのが心配どころではある。ユーロドルもちょっと高いところをやり過ぎた反省もあるのか、荷もたれ感も出てきて、欧州序盤ではちょっと垂れ気味である。
そういうわけでユーロ円の99円台やユーロドルの1.25台を見ながら、どうしようかと考えている。火曜日、水曜日と株価は値を飛ばしているので、もしユーロ売りで入るならば、株価の反転時期を確認してからでないと危険である。
今晩はバーナンキ議長が経済について講演するので、雇用は悪いと言うに決まっている。あとは彼が国内景気についてはどうか、物価についてはどうかというところを見てからポジションを作ろうと思う。次回のFOMCの事前工作のためか、多くのFRB関係者が追加緩和を促す発言をしている。それを確かめるためにもバーナンキ議長待ちである。
日本時間 17時40分
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