今日の東京時間は小動き。昨日の米国株は大幅上昇だったにもかかわらず、日本株はおとなしい。ドル円もユーロドルも10ポイントほどしか動いていない。ここ最近は米国株が大幅安と大幅高を、いとも容易に繰り返すことが多くなった。それだけ現在の株価なるものに本当は自信が持てていないといったところなのだろう。
相場の格言的にはこういう状態が続くというのは株価の総崩れの前触れであるともいう。ということは、マーケット全体は大きなリスク回避へと向かうことの前兆なのか。たしかにこれを知る術はない。しかしそれに向けて構えておくことも必要なのだろう。そうなっても後悔しないためにも。
今晩はアメリカのPPIと小売売上高の経済指標が発表になる。最近は欧州の信用不安のほうの比重が大きくなってしまっているので、景気指標やインフレ指標では相場は動きづらくなっている。今日も注目すべきは米国株の動向となるだろう。
米国株は昨日は大きく上がっているだけに、その水準をしっかりとキープできるかが大事だ。どうもNY勢にもコンフィデンスがないままという印象である。すでにアジア時間で米国株は垂れ気味だったが、このままニューヨーク時間に突入したら、私もユーロ円でも売って行こうと考えている。
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