昨日の欧州市場では、ドル円は79円台の中盤で、ユーロドルは1.25台にまで上がってきたレベルで始まった。月曜日に株価が大幅安になった後の、リスク回避の動きからの切り返しの途中という感じであった。実際にアジア株はどれも小幅ではあるが、順調に底打ちの形となっていた。
そのぶんだけ、欧州株にも底値拾いのバイアスがかかっている状況である。ユーロ円も98円台に突っ込んでいたものが、切り返してきて99円台の後半までとメクリ上げられたところだった。
それでも私としてはユーロドルの1.26台からの下げを重視しており、1.25台に戻したら少しずつ売っていこうと思っていたので、スペイン債の価格も下がっているということだし、さっそく1.2516で売ってみた。ここが端っこになるとは思っていないので、一段高した場合はナンピンを入れることにする。
ユーロドルを1.2555でもう一度だけ売ってみて、1.2575で全部買い戻しの予定にした。計画的なナンピンのつもりであるので、計算のうえとはいえ、できるならばナンピンの売り注文はダンになってもらいたくないものだ~。
さすがに経済指標がないだけあって、為替相場の動意は薄い。ユーロドルは1.25ちょうどをはさんでの動きが中心となり、下がっても1.2570くらい、上がっても1.2520くらいのレンジ相場にスタックしてしまった。ニューヨーク時間が近づいてもこの傾向は変わりそうもなかった。
そこで私も作戦を変更して、レンジ取引に切り替えることにした。次に1.2570近辺まで下がったら、そこで買い戻す。次は1.2520近辺までショートメークを我慢する、を繰り返すというものだ。
23時過ぎにフィッチがスペインの銀行を格下げしたので、ユーロ売りが集まった。私の買い注文は出来たのだが、ユーロドルはそのまま1.2440くらいまで突っ込み、ちょっと当てが外れてしまった。いまさら格下げで驚くこともないのに…。
ともかく計画は続行して、ちょっと遠くはなったが、1.2520で売り注文だけ出して寝入ることにした。今回はオーバーナイトなのでナンピンはしない。1.2550でストップ注文をくっつけておくだけ。しかしこのオーダーは朝までできなかった。
今日の東京時間は小動き。昨日の米国株は大幅上昇だったにもかかわらず、日本株はおとなしい。ドル円もユーロドルも10ポイントほどしか動いていない。ここ最近は米国株が大幅安と大幅高を、いとも容易に繰り返すことが多くなった。それだけ現在の株価なるものに本当は自信が持てていないといったところなのだろう。
相場の格言的にはこういう状態が続くというのは株価の総崩れの前触れであるともいう。ということは、マーケット全体は大きなリスク回避へと向かうことの前兆なのか。たしかにこれを知る術はない。しかしそれに向けて構えておくことも必要なのだろう。そうなっても後悔しないためにも。
今晩はアメリカのPPIと小売売上高の経済指標が発表になる。最近は欧州の信用不安のほうの比重が大きくなってしまっているので、景気指標やインフレ指標では相場は動きづらくなっている。今日も注目すべきは米国株の動向となるだろう。
米国株は昨日は大きく上がっているだけに、その水準をしっかりとキープできるかが大事だ。どうもNY勢にもコンフィデンスがないままという印象である。すでにアジア時間で米国株は垂れ気味だったが、このままニューヨーク時間に突入したら、私もユーロ円でも売って行こうと考えている。
日本時間 17時40分
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