6月15日(金)■『欧州債務問題への思惑』と『金融市場のリスク許容度』、そして『米国の追加金融緩和観測』と『17日にギリシャ議会選挙を控える点』に注目！

本日の為替相場の焦点は、『欧州債務問題への思惑』と『金融市場のリスク許容度』、そして『米国の追加金融緩和観測』と『17日にギリシャ議会選挙を控える点』にあり。

米国の経済指標は、
・21時30分：米)NY連銀製造業景気指数
・22時00分：米)対米証券投資【ネット長期フロー】＆【ネットフロー合計】
・22時15分：米)鉱工業生産
・22時55分：米)ミシガン大消費者信頼感指数【速報値】
への注目度が高い。

米国以外の経済指標は、
・17時30分：英)貿易収支
への注目度が高い。

経済指標以外では、
・正午過ぎ：日)BOJ政策金利＆声明発表
・15時30分：日)白川日銀総裁の記者会見
・15時50分：欧)ドラギECB総裁の発言
・週末要因＆五十日要因
・17日にギリシャ議会選挙を控える(5月6日実施の再選挙)
・金融市場のリスク許容度(欧米の株式市場が主導)
・他の金融市場の動向(米株式や国債・長期金利、金、原油、米国以外の株式など)
・欧州債務懸念や政局不安(燻り続ける)
・米国の追加金融緩和観測(日米金利差への思惑や米長期金利、ドルに影響)
・欧州各国の国債の動向(入札が相次ぐ、入札状況や利回りが焦点)
・日本政府・日銀によるドル買い介入への思惑
・日本の追加金融緩和観測(日米金利差への思惑やドルに影響)
・世界経済の先行き懸念(欧米が主体、中国の動向も重要)
・金融当局者や要人による発言
などの要因に注意。


★★★

本日は、週末金曜日＆15日の五十日で、BOJ政策金利＆声明発表＆白川日銀総裁の記者会見が行われる。
また、17日にはギリシャ議会選挙を控える。

米国の経済指標は、NY連銀製造業景気指数と対米証券投資、鉱工業生産、ミシガン大消費者信頼感指数【速報値】がメイン。

米国の株式市場の動向は、金融市場の方向性を見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利(米国債)や金・原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。

今週の為替相場は、週明けにユーロ買い戻し＆リスク選好方向に大きく窓を空けて始まったが、その日のうちに戻した後は、欧州不安や金融市場のリスク許容度で上下している。

本日は、引き続き欧州債務問題への思惑と金融市場のリスク許容度(欧米の株式市場が主導)での方向性に注視。
その他、注目度の高い米国の経済指標の発表や週末要因＆五十日要因、17日にギリシャ議会選挙を控える(5月6日実施の再選挙)点にも注目。


■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)

▼主要材料

・正午過ぎ：日)BOJ政策金利＆声明発表
→大方反応薄で終わりやすいが、追加金融緩和策への思惑次第

・15時30分：日)白川日銀総裁の記者会見
→こちらも追加金融緩和策への思惑次第

・15時50分：欧)ドラギECB総裁の発言
→言及次第

・17時30分：英)貿易収支
→発表での影響はまずまず

・21時30分：米)NY連銀製造業景気指数
・22時00分：米)対米証券投資【ネット長期フロー】＆【ネットフロー合計】
・22時15分：米)鉱工業生産
・22時55分：米)ミシガン大消費者信頼感指数【速報値】
→4つの時間で4種類の経済指標。どれも注目度及び影響度は大きい。まずは発表直後での変動を狙いたい。その後は、欧州不安や金融市場のリスク許容度、そして17日に控えるギリシャ議会選挙への思惑での動向に注視


6月11日～の週の為替相場の焦点(ユーロドル及びドル円が中心)は以下
▼17日にギリシャ議会選挙を控える(5月6日実施の再選挙)
▼RBNZ、BOJ、SNBの金融政策の結果発表
▼米国の長期国債の入札が相次ぐ(12日・3年債、13日・10年債、14日・30年債)
▼欧州債務懸念や政局不安(燻り続ける)
▼金融市場のリスク許容度(欧米の株式市場が主導)
▼主要な株式市場の動向(欧米が主体)
▼主要な経済指標の発表(米国が主体)
▼米国の長期金利の動向(日米金利差への思惑やドルに影響)
▼米国の追加金融緩和観測(日米金利差への思惑や米長期金利、ドルに影響)
▼世界経済の先行き懸念(欧米が主体、中国の動向も重要)
▼欧州各国の国債の動向(今週入札が相次ぐ、入札状況や利回りが焦点)
▼金融当局者や要人による発言
▼日本政府・日銀によるドル買い介入への思惑
▼日本の追加金融緩和観測(日米金利差への思惑やドルに影響)
▼金や原油などの商品市場の動向

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6月15日(金)の為替相場の注目材料			指標ランク (注目度＆影響度)	市場 予想値	前回 発表値
・週末金曜日 ・15日の五十日 ・南アフリカが祝日で休場 ・17日にギリシャ議会選挙を控える(5月6日実施の再選挙)
10:00		NZ)ANZ消費者信頼感	×	-	113.9
正午 過ぎ		日)BOJ政策金利＆声明発表	◎	0.10% 据え置き	0.10% 据え置き
15:30		日)白川日銀総裁の記者会見	◎	要人発言
15:50		欧)ドラギECB総裁の発言	○	要人発言
17:30		英)貿易収支	○	-85.00億	-85.64億
18:00		欧)貿易収支	×	+40億	+86億
		欧)プラートECB専務理事の発言	△	要人発言
21:30		加)製造業出荷	×	+0.2%	+1.9%
		米)NY連銀製造業景気指数	AA	+13.00	+17.09
22:00		米)対米証券投資【ネット長期フロー】	A	+450億	+362億
		↑・対米証券投資【ネットフロー合計】		-	-499億
22:15		米)鉱工業生産	A	+0.1%	+1.1%
		米)設備稼働率	B	79.2%	79.2%
22:55		米)ミシガン大消費者信頼感指数【速報値】	AA	77.5	79.3
普通→太字→赤色太字の順番で重要。ピンク色太字は金融政策関連のもの。 ピンク色のバックは米国の材料で黄色は要人発言、緑色は企業の決算を表す。 重要ランク について 米国の経済指標はSS→S→AA→A→BB→B→Cの7段階で表記 その他の経済指標は◎→○→△→×の4段階で表記 当コンテンツについての 免罪事項・ご利用上注意点 ※15時～20時に市場予想値(コンセンサス)の最新の数値をチェックし、更新した数値は赤字で表記

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