ザイFX! - 初心者必見のFX総合情報サイト

ザイFX!キャンペーン比較
----年--月--日(-)日本時間--時--分--秒
持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

免疫できたか動き鈍い為替市場
EUサミットをはさんでユーロ勢いづくか

2012年06月28日(木)17:42公開 (2012年06月28日(木)17:42更新)
持田有紀子

投資情報充実の外為どっとコム!当サイト口座開設者限定キャンペーン実施中!

 だんだんとユーロドルの一日の値幅が狭まってきている。昨日の値幅はその前日のレンジの中におさまった。次第に欧州の信用不安に対する免疫というか抵抗力が出てきたようで、もう多少のことでは動かなくなった。昨日の欧州の悪材料といえば、まずスペイン国債の価格の下落が上げられ、10年ものの利回りは6.9%となり、また7.0%の大台を試したことだ。

 またスロベニアまでもが「支出制限法が議会で通過しなければ、EUに支援を要請する」として、財政危機を表面化させた。それでも極端なユーロ売りの材料にはなりえず、ユーロドルは1.24台のミドルくらいまで差し込むのがせいぜいで、以前のように200ポイントくらいの急落を見せることもなくなった。

 私としてもユーロドルが事実、頭が重い動きをしていたので、何度もユーロドルのショート攻めでトライしてみるのだが、スピードは遅いし、しかもなかなかフェイバーにもならない。実につまらない値動きなので、嫌になって何度も途中でやめてしまうほどだった。

 しかしドル円のほうはもっと狭いレンジなので、ユーロの文句ばかりも言ってはいられない。ドル円はニューヨーク時間では30ポイントもうどくのがせいぜいで、80円ちょうど近くが見えてきただけでも、ものすごく円安だという印象になってきている。もうすぐ月末だし、上半期も終わる。私も無理をしないで、残り2日間の取引を無難にこなしていきたいと思う。

 そこでこの上半期の相場の位置を確認しておきたい。ドル円相場は年初76円台の後半で始まった。昨年につけた歴史的な最安値である75.32まで見えている状態だった。それから2月の日本の貿易赤字や日銀の追加緩和などの影響によって、世界的にもリスクテークが進んで円売りも強まった。そしてドル円は3月15日には戻り高値を84.17までつけた。

 5月からの欧州発のリスク増大で押し込まれて、6月1日に77.62まで落ちた。ほぼ全部落としというところだろう。今年のレンジの半値が80.10にある。今はややこれよりも下に位置しているので、テクニカル的には戻り売り圧力が強まるべき場所である。

 ではユーロドルはどうだろうか。1.29台で年初をスタートしたが、すぐに下落モードへ。昨年の最安値である1.2874を意識する相場状況が続くかと思われたが、すぐにあっさりと更新。そして1月13日には1.2622まで安値を広げた。しかしその後はドル円と同じように世の中がリスクオンの状態に入ったため反転して、2月24日には1.3489まで戻した。

 この後、5月のリスク回避ではドル円は安値を更新しなかったが、欧州問題でもあるのでユーロドルは1月の安値をブレークしてきて1.2288まで。同じリスクオフの影響といってもユーロのほうがその効果が大きい。ユーロドルの今年の半値は1.2889であるが、現在のレベルからはちょっと遠いような感じもする。38.2%戻しである1.2748も、なにかサプライジングな材料でもないと届かなさそうである。

 悪材料に対しても鈍感になってきたユーロドルであるが、今晩からEUの首脳会議が行われる。そこでは何も目新しいものは出てこないだろうとされているが、それならばそれで会議が終わって会見も行われる明日からは、ユーロが再び勢いづいて動き出すこともあるかもしれないので注意をしつつ見ていた。

 今晩の作戦としてはできればユーロ円を99.50アッパーで売って、ストップ注文は100円ということで、ニューヨークオープンまで待っても上がらなければオーバーナイトでポジションキャリーしようかと思っていた。すると欧州時間に入ってから、アジア時間の安値もあっさりと更新してきて、レートを選んでいる場合でもなさそうだと思い、勢いこんでユーロ円売って(@99.02)行った。珍しくすぐにフェーバーになり、98円台前半まで下落している。無難にと思いつつ、にらめっこ状態になってしまった(汗)。


日本時間 17時30分

 


8つの項目で「おすすめのFX会社」を比較!
キャンペーン比較
スプレッド比較
スワップ比較
自動売買比較
MT4
TradingView
CFD
バイナリーOP
【2024年12月】ザイFX!読者がおすすめするFX会社トップ3を公開!
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時)
0.3pips原則固定
(9-27時)
1000通貨 20ペア
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】
機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】
■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼
GMOクリック証券「FXネオ」の公式サイトはこちら
【総合2位】 SBI FXトレード
SBI FXトレードの主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.18銭 0.3pips 1通貨 34ペア
【SBI FXトレードのおすすめポイント】
すべての通貨ペアを「1通貨」単位、一般的なFX口座の1/1000の規模から取引できるのが最大の特徴! これからFXを始める人、少額取引ができるFX口座を探している方は、絶対にチェックしておきたいFX会社です。スプレッドの狭さにも定評があり、1回の取引で1000万通貨まで注文が出せるので、取引量が増えて稼げるようになってからも長く使い続けられます。
【SBI FXトレードの関連記事】
■SBI FXトレードのメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼SBI FXトレード▼
SBI FXトレードの詳細はこちら
【総合3位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時・例外あり)
0.3pips原則固定
(9-27時・例外あり)
1000通貨 30ペア
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】
業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】
■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の公式サイトはこちら
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年12月2日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX!の「FX会社おすすめ比較」や、各FX会社の公式サイトなどで確認してください

総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!

ヒロセ通商[LION FX]
人気のザイFX!限定タイアップキャンペーンをPickUp!
FX初心者のための基礎知識入門
CFD口座おすすめ比較 人気FX会社ランキング キャンペーンおすすめ10
CFD口座おすすめ比較 人気FX会社ランキング キャンペーンおすすめ10
『羊飼いのFXブログ』はこちら
↑ページの先頭へ戻る