バカラ村さんの持論は「誰かの損切りが自分の利益になる」。つまり、誰かの損切りポイントが自分の利益確定ポイントになるのだ。そして、誰かの損切りポイントを探すのに不可欠なのがオーダー情報。
見逃している人も多いであろう、オーダー情報の使い方、傾聴すべし!
■オーダー情報の読み方・活用法とは…
バカラ村さんが注目するオーダー情報を手っ取り早く見られるのは、GI24やFX wave、Market Win24のニュースだ。
たいていのFX会社はこの3社のいずれかのニュースを配信しているはずなので、FX口座を持っていれば、どれかが見られるはず。
【参考コンテンツ】
●FX会社徹底比較!:為替ニュースで比べる
「僕がよく使うのはFX waveですが、GI24もFX waveも両方見ています。両社で食い違うこともありますが、妥当そうな方を意識することにしています」

左上がFX wave、左下がMarket Win、右がGI24のオーダー情報。
オーダー情報を理解するのはちょっと難しいが、チャートを見ると手っ取り早く理解できる。
■厚手のストップロスが集まったポイントは到達する可能性大
6月21日(木)の夕方5時頃に配信されたFX waveの「きょうのメガオーダー」をチャートに表示したのが下の図だ。


(出所:MetaQuotes Software社のメタトレーダー)
「最初に注目したいのがストップロスの集まったところ。FXは『誰かの損切りが自分の利益』ですから、特に大口の市場参加者は、ストップロスの集まったところまで落とそうと狙っています。厚手のストップロスが集まったポイントは、到達する可能性が高いんです」
このチャートがまさにそれ。大きく下げていって、下落途中では買い注文が集まったポイントがあり、一時もんだものの、どこまで落ちるのかと思ったら、ストップロスをつけたところで止まった。
ボリンジャーバンドのエクスパンションで売って(※)、あとはストップロスのたまった1.2540ドルにリミット(指値)を置いておけば80pips以上は取れていた。
(※編集部注」:「ボリンジャーバンドのエクスパンションで売る」ことについては、前回の記事「バカラ村流トレード術を徹底解剖(1) ボリンジャーバンドの5パターンで儲ける!」を参照)
■トレンド方向にあるストップロスは絶好の目標
「特に、トレンド方向にある厚めのストップロスは到達しやすい傾向があるので、ターゲットにしやすいんです。
また、買いや売りの指値が集まったポイントは手前で切りかえしやすい傾向もあるので、厚めの売りや買いを背にして、その手前でエントリーする方法もあります。
ただし、いずれにせよ、オーダー情報だけで判断するのではなく、日足や1時間足でトレンドを確認しておくことも大切です」

「厚めの買い」「大規模な売り」なんていう表現があったら、チャンス…
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