こんにちは。バカラ村です。
今回は外為オンラインの「ディールスコープ」 を紹介します。
【作成日時:2011年10月29日→最終確認・更新日:2011年11月4日】
>>>外為オンラインのスペック詳細はザイFX!の比較コンテンツでご覧ください

ディールスコープは顧客のポジションの推移が見られるツールです。
他にも顧客のポジションがわかるFX会社さんは数社ありますが(下表参照)、見られたとしても通貨ペアごとの買いと売りの割合だけだったりします。
たとえば、「米ドル/円の買いが82%で、売りが18%」といった表示しかされていないところが多いのです。
米ドル/円 スプレッド | 顧客の売買比率を公表しているFX会社 (ザイFX!編集部作成) |
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FX会社 | サービス名称と閲覧できる場所 | 更新頻度 | |
0.6~1.0銭 | ライブスター証券 | 取引ツール内 (自分の過去のトレード分のみ) |
- |
0.7銭固定 | 外為ジャパン | 取引ツール内 (iPhone/iPod/Android) |
リアルタイム |
0.7銭固定 | トレイダーズ証券[みんなのFX] | 売買比率 (iPhone/iPodtouch/Androidもあり) 売買比率ガジェット |
リアルタイム |
0.8銭固定 | DMM.com証券 | 取引ツール内 (iPhone/iPodtouch/Android) |
リアルタイム |
0.9~1.2銭 | マネーパートナーズ | 売買比率 | 営業日毎 |
1.0銭固定 | 外為オンライン | 取引ツール内 (テクニカルチャート:ディールスコープ) |
1時間 |
1.0銭~ | 外為どっとコム | 売買比率(エクセル) | 営業日毎 |
情報ツール「外為情報ナビ」内 (利用条件あり) |
準リアルタイム (5分毎) |
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外為どっとコムの「バーチャルFX」 | 売買比率 | 毎週 | |
くりっく365 | 為替売買動向(エクセル) | 営業日毎 | |
標準2銭 | マネックスFX | 取引ツール内 | 営業日毎 |
3.0銭~ | ソニー銀行 | 売買比率 | 6時間/24時間 |
- | FXCMジャパン証券 | 売買比率 売買比率ガジェット |
営業日毎 |
- | OANDA JAPAN | 売買比率 | 20分毎 |
■ディールスコープなら売り買いどちらが多いか、詳しくわかる
しかし、ディールスコープは1時間足以上の時間枠ならば、買っている人と売っている人のそれぞれのポジションの量と人数まで詳細にわかります。
ちなみに外為オンラインは「4年度」連続年間取引高No.1の会社で(※)、今でも取引が多いFX会社です。取引が多いFX会社なので、他社でも同じような推移になっている可能性が高いです。
下のチャートは米ドル/円の日足です。下段のインディケーターが今回紹介するディールスコープになります。
(※編集部注:矢野経済研究所調べ。2007年度~2011年度(2007年4月~2011年3月)の「4年度」連続)
ディールスコープには全部で6本のラインがあります。
ゼロラインの下には黒と青のラインがあります。2本のラインが重なっていてわかりにくいですが、黒ラインは売っている人数、青ラインは売っている人の総ポジション数になります。
また、ゼロラインの上の黒ラインは買っている人数、青ラインは買っている人の総ポジション数になります。
そして、赤ラインは買っている人と売っている人の人数の差です。緑ラインは買っているポジション総数と売っているポジション総数の差になります。
赤ラインも緑ラインもゼロラインより上で推移しているので、米ドル/円は買いが多いことがわかります。
■1人当たりどの程度のポジションを保有しているのか?
このディールスコープを見ると、「1人当たりのポジションの保有量」もわかります。
たとえば、上のチャートは米ドル/円の日足ですが、10月27日は買いポジションの総数が23億8964万ドルで、買っている人の人数は2万4643人です。
ポジションの総数を人数で割ると、9万6970ドルとなるので、米ドル/円を買っている人は「1人当たり平均約10万ドルを保有している」と言えます。
「他の個人投資家はどのぐらいのポジション量でトレードしているのだろう?」と思ったこともあるかと思いますが、これを見ると平均は約10万ドルということがわかります。
同じように売り玉でも計算してみると11万4373ドルとなり、売っている人の平均は約11万ドルということがわかります。
■日本人は逆張りが好き
日本人は逆張りが好きだと言われますが、下のチャートを見るとまさに逆張りをしています。
これは米ドル/円の1時間足チャートですが、価格が下がるにつれて買っている人は多くなってきています。
逆張りをしていることが明確にわかりますね。
また、次のチャートを見ると、大きなトレンドができたときは損切りが出ているのもわかります。
大きくトレンドが続くと逆張りでは耐えきれなくなり、損切りが出てきます。その損切りが出始めているのも外為オンラインのディールスコープでわかるのです。
上のチャートを見てください。
最初の下げでは買い玉が膨らんできています。この時点では逆張りを仕掛けているのです。
しかし、そのあとの再度の下げトレンドでは、買い玉が減ってきています。価格は下がっているのに、買い玉が減ってきているということは、損切りが出ているということです。
やはり、トレードは逆張りよりも順張りが安全といった感じですね。もしくは含み損に耐えるようなことはしないことだと思います。
■マイナー通貨ペアでわかる大口の玉
ポジション量が少ない人はFXを始めたばかりだったり、頻繁に負けている人だったりすると思います。なのでポジション量が少ない人のトレードは参考になりませんが、反対に大口でトレードしている人はうまい人か資産家のどちらかだと言えると思います。
トレードの参考にするなら…
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