昨日はアメリカが休み。為替相場の動きも欧州市場までだった。先週から続いている円売りの流れはいっそう強まって、ドル円は欧州序盤では82.83まで上昇。ユーロ円も同時期に106.58まで上昇した。しかしその後はマーケットの参加者が少なくて、相場が薄くなることを心配した利食い売りが出てきて、円の買い戻しが続いたという展開だ。
今朝になってWSJのインタビューということで、安倍総裁の見解が出たらしく、単独介入では円安のもっていけないというもの。これまで積極姿勢ばかりが目立ってきた安倍総裁のコメントしては、ちょっと控えめで現実的な内容である。
これを悪材料としてとらえたのか、市場では円買い圧力がやや高まっている。ドル円は昨夜の高値である82.83を付けた後の最大の押し目であった82.27をも下回ってくる局面もあった。一本調子で円安を進めてきただけに、その反省もあるのかもしれない。
私もちょっと円売りについていくのは、ちょっと様子見が必要だと思っている。どうせ今日は勤労感謝日だし、出動するは来週の月曜日からでもよいのではないかと考えている。しかしドル円が81.80とかを下回ってくるならば、その限りではない。
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