米ドル/円は145～142円が下値の目安！2025年末に向けて注目通貨ペアの戦略をセントラル短資ＦＸベテラン為替ディーラーが解説！

 昨日はアメリカがお休みだったので、マーケットはやや動意に欠けるものがあった。今週は金利会合ウィークである。日本とアメリカが終わった直後なので、市場には脱力感もある。そこでSNBは利下げを行った。再びゼロ金利政策に戻したのだ。

 これはかねてから利下げするだろうと見込まれていたので、驚きはない。スイスフランがとても高いので、その通貨高を回避する意味でも利下げが急がれているのだ。一方でBOEは利下げなし。これも予想通りで波乱なし。

 トランプ政権がイランへの軍事介入について２週間で決めると発表した。これは交渉の余地を探るためであるが、すんなり運ばないときには武力行使も辞さないという。アメリカの軍事介入の可能性がやや高まったとも考えられ、有事のドル買いからもドル相場は強ぶくんだ。ドル円は145円台の後半まで進んでいる。

 ところで日本の10年を越える超長期債の利回り上昇が問題となっている。日銀も小手先のことで需給を引き締めようとしているが、そもそもが財務省が主導しての超長期債の増発だったはずだ。

 日銀はいくらでも際限なく買ってくれるので、事実上は政府のお財布となっている。その上、金利が低いときにたくさん借金をしておけというのは合理的であるという主張も強かった。黒田総裁がその急先鋒だった。

 しかし今は日銀に加えて、財務省までが30年や40年の国債の発行を減らそうという動きが強まっている。30年や40年を減らしても、足元で必要なお金は変わらない。それが通常の10年以内の国債で賄いきれるのか。いずれにしても中心銘柄である10年物の利回りにも上昇の波が及ぶのも時間の問題だろう。

日本時間 15時30分

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外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド	ユーロ/米ドル スプレッド	最低取引単位	通貨ペア数
0.2銭原則固定 (9-27時・例外あり)	0.3pips原則固定 (9-27時・例外あり)	1000通貨	30ペア
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※スプレッドはすべて例外あり。この表は2025年11月4日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX！の「FX会社おすすめ比較」や、各FX会社の公式サイトなどで確認してください

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