ザイFX! - 初心者必見のFX総合情報サイト

田向宏行
----年--月--日(-)日本時間--時--分--秒
持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

高値トライ後は失速のユーロだが…、
ドル買戻しも財政協議のゆくえ次第

2012年12月06日(木)18:00公開 (2012年12月06日(木)18:00更新)
持田有紀子

【ヒロセ通商】ザイFX!限定 最大11000円キャッシュバック実施中!

 昨日はアジア時間でユーロドルの高値攻め。そしてその流れは欧州序盤でも変わらなかった。私は東京での高値攻めは余計なことだろうという思惑もあって、タイトストップでユーロドルをショートにしたのだが、なかなか落ちなかった。落ちても1.3110くらいであり、これは前日までの戻り高値であり、レジスタンスであったものが逆にサポートとしてワークしているという、教科書的なテクニカルな場面となった。

 私のコストは1.3119だったので、大きなアゲインストに会っているわけではなかったが、いかにも時間的に耐えている分が長い~。昨今は欧州の信用不安もおさまってきているし、その方面からのユーロ売り材料は乏しいかとも思われた。1.3126まで高値をつけていたので、ロスカットは1.3130に置いておいた。

 このままユーロ買い圧力が高いまま、待っていなければならないのかと思いきや、ようやく1.3100を割り込んできた。ショートポジションを持っている私としては理由などどうでもよいのだが、どうやらスペインの国債入札が不調だったようだ。最近、低下傾向にあったスペイン長期債の利回りも上昇している。ユーロドルが1.30台に突入すると、ほとんど戻りはなくなった。

 でも一方的に下がりはしないが、戻る場面があっても5-6ポイントだった。私はポジション保有の時間が長すぎたせいもあって、はやくクローズしたい気持ちが強い。このまま利食いで買い戻すのも芸がないと思い、軽く1.3088で売り増しした。ポジションを大きくしておけば、いやおうなく買い戻さなくてはいけないからだ。

 私がユーロを売り増ししてからは1.3068あたりがファーストディップ。とりあえず身軽くして、次に挑もうと思って、1.3074で買い戻した。アジア時間でのユーロ高値追いのロングはすべて掃けていないだろう。個人的にはもうちょっと差し込んでもよさそうなものだとも思う。しかしアメリカのADPの発表などを控えていたので、いったんはスクエアにして様子見だ。戻ったらまた売りたい感じ。

 ユーロドルが一服した後は、次はドル円だ。ユーロドルが下がったので、ドル円的にはドル買いの方向には動きやすかったのだろう。ドル円はアジア時間の81円台から完全に巻き返し、ニューヨーク時間では82円台のミドルでほぼ高値引けで終わった。ドル円は11月22日の82.83が当面のターゲットになるが、その前に30日につけた82.74あたりもモミそうだ。

 ここを上抜けしさえすれば、2月の日銀アクションの後の円安相場において3月につけた84.17が目標となる。そして大震災の後の実弾介入で戻った85.51が次に来る。これ以上の先は考えてもしかたがないが、この円安効果は衆院解散によるのが直接の原因であるから、時間的効果は選挙の投票日までとなる可能性が高い。

 前回の総選挙で政権交代したときには、選挙の終わった月曜日が日本株の戻し高値となって、その後、リスク回避が相次いだことは記憶に新しい。今回もそのような展開になるのではないか。またそうしたタイムスケジュールと過去の戻り高値というテクニカルポイントをにらみながらのトレードをすることになる。

 今晩は欧州での金利会合が予定されているが、まったく注目を集めていない。欧州の信用不安はだいぶ薄らいできており、年内の資金支援などはほぼまとまっているからである。ユーロドルは昨日の高値トライ失敗の後の押し目が重要である。何度も下押ししようとして抜け切ることのできなかった1.3045あたりの挙動に要注意だ。すでにコストの悪いユーロロングがたまっているとは言えるものの、下から上がって来ている分だけ、ショートカバーもいつ出てもおかしくはないレベルだ。

 後はアメリカの財政協議の行方次第だろう。これだけは議会の問題なので、最初から予想してマーケットに臨むことはできない。あくまでも突発事項と同じようにして扱わなくてはいけない。それをよく表現しているのが米国株の動向なので、株価を見ながらリスクのあり方を感じとって、その都度の作戦を強いられることになる。


日本時間 17時50分


 


8つの項目で「おすすめのFX会社」を比較!
キャンペーン比較
スプレッド比較
スワップ比較
自動売買比較
MT4
TradingView
CFD
バイナリーOP
【2024年12月】ザイFX!読者がおすすめするFX会社トップ3を公開!
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時)
0.3pips原則固定
(9-27時)
1000通貨 20ペア
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】
機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】
■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼
GMOクリック証券「FXネオ」の公式サイトはこちら
【総合2位】 SBI FXトレード
SBI FXトレードの主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.18銭 0.3pips 1通貨 34ペア
【SBI FXトレードのおすすめポイント】
すべての通貨ペアを「1通貨」単位、一般的なFX口座の1/1000の規模から取引できるのが最大の特徴! これからFXを始める人、少額取引ができるFX口座を探している方は、絶対にチェックしておきたいFX会社です。スプレッドの狭さにも定評があり、1回の取引で1000万通貨まで注文が出せるので、取引量が増えて稼げるようになってからも長く使い続けられます。
【SBI FXトレードの関連記事】
■SBI FXトレードのメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼SBI FXトレード▼
SBI FXトレードの詳細はこちら
【総合3位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時・例外あり)
0.3pips原則固定
(9-27時・例外あり)
1000通貨 30ペア
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】
業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】
■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の公式サイトはこちら
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年12月2日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX!の「FX会社おすすめ比較」や、各FX会社の公式サイトなどで確認してください

総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!

おすすめFX会社
link

ザイFX!限定で5000円!

セントラル短資FX[FXダイレクトプラス]

マーケット情報充実!今ならザイFX!限定5000円がもらえるキャンペーン中!

link

ザイFX!限定で最大10000円!

トレイダーズ証券[みんなのFX]

最短当日取引可能!ザイFX!限定キャンペーン実施中のみんなのFX!

人気のザイFX!限定タイアップキャンペーンをPickUp!
FX初心者のための基礎知識入門
CFD口座おすすめ比較 人気FX会社ランキング トレーディングビュー記事
CFD口座おすすめ比較 人気FX会社ランキング トレーディングビュー記事
『羊飼いのFXブログ』はこちら
↑ページの先頭へ戻る