ザイFX! - 初心者必見のFX総合情報サイト

志摩力男_グローバルFXトレード
----年--月--日(-)日本時間--時--分--秒
持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

予想を裏切ってマイナス成長、
円買いスタンスでキープウォッチ

2013年01月31日(木)18:14公開 (2013年01月31日(木)18:14更新)
持田有紀子

波乱の「日経平均」や「NYダウ」の下落局面も収益チャンスに! 話題の「VIX指数」も取引できる【CFD口座】を比較!

 昨日は欧州時間の入り際ですでにユーロドルは1.35台に乗せてきて、その日のユーロ上昇の勢いを予感させるものがあった。しかもドル円はアジア時間に90円台から切り返してきて91円台に乗せてきている。私としては91円台でドル円をロングにはしたくなかったので、同じトレンドフォロー的なポジショニングを心がけるならばと、ユーロドルを少しだけ買ってみた。

 少しだけというのは、仮にロングにしたところで上げのスピードものろいかもしれないし、たとえポジションがアゲインストにならなかったにしても苦しい時間を長く続けることになるかもしれないという気がしたからだ。ともかくユーロドルを1.3508でロングにした。「昨日の高値は今日の安値」になることを願って、昨日の高値であった1.3496の近くで1.3495で売りの損切り注文を置いておいた。

 ユーロドルのポジションが小さいということもあったので、久しぶりにユーロポンドのロングも持ってみることにした。ユーロポンドがここ2週間ほど、ものすごく値を飛ばしていて、長い陽線の日足が並んでいる状態だったからだ。ユーロドルの場合と違って、こちらはユーロの上昇を狙うというよりもポンドの下げを狙ったものだ。

 ユーロドルが損切りさせられてもユーロポンドのロングがうまい具合にヘッジが効くのではないかと見込んでのこと。ユーロポンドは0.8572でロングにした。ユーロポンドなので1ポイントが重い。だから0.8567ですぐに損切れるようにストップ注文をプレースした。

 30分ほどもんだ後、ユーロドルは徐々に上がってきた。1.3530を越えてくると、なかなか下がりそうもない気配となった。私はユーロドルを1.3544で買い増しして、その代わりにユーロポンドを0.8591で利食い売りした。これでユーロ自体の持ち高は変わらないが、わかりやすいユーロドルに一極集中したことになる。ユーロドルの全ロスカットを1.3535に設定して、アメリカの指標まで待ちたいところだ。

 ADP指数が出る前にユーロドルは1.3560越えの高値をつけて、段々と下がってきた。指標の発表前に私の買い増しコストも下回ってきたので、私も持っていたいながらも1.3541でとりあえず全部を売ってしまった。為替レートの動きがいかにも指標は悪いぞと言わんばかりみ見えたからだ。

 しかしADPの結果はとても良かった。就業者数は19万人台の増加と出て、事前の予想を大きく上回った。でもこの指標はここ数回、本物の雇用統計を外しているのでマーケットの反応は薄かった。その後に出たアメリカのGDPの方がサプライズだった。予想ではプラス1.2%とかプラス1.1%という見方が大勢だったが、結果はマイナスの0.1%。久しぶりに見るマイナス成長である。

 為替相場はドル売りの勢いが増してきて、ドル円は91円ちょうどを割り込んできた。ユーロドルは急騰してもおかしくはない局面だったが、すでに多くのロングもたまっていたのだろうか、良い利食い場を提供しただけとなり、ユーロドルは1.3555あたりでキャップされていた。

 今回のGDPの内訳を見てみると、7割を占めるといわれる個人消費の分はプラス2.2%でほぼ予想された通り。それを打ち消すほどのマイナスが残りのポーションである民間の設備投資、政府支出、輸出入であったことになる。民間企業の在庫の積み増しが伸びていない。これは財政の崖の問題もあったとはいえムードがよくはないことを示す。政府支出も大きく減少したが、これは歳出カットの問題もあったため、仕方のないところ。それでも政府は発表しているのに、予想する機関は事前に推定できないものだろうか。

 最後に輸出入だが、輸出の減少がかなり大きい。対日分の貿易赤字が中国に押されて少なくなってきたとはいえ、11月中盤からの急激な10%以上の円安によって、対日貿易が激減したのは明らかだ。オバマ大統領は輸出倍増を政権公約にしているのだから、ドイツ首相のダボス会議での発言と同じく、そのうち国際問題に発展しそうである。

 今晩は大きな指標はないが、昨日の米国株の下げが継続するのかどうかが試される。今日も一段安するようだと、マーケットはリスク回避に進むことになる。ドル円も91円近くを売っておかなければならない状況になる。私も米国市場の前半部分で株価が下げ傾向を強めていたならば、ドル円かユーロ円でも売り込んで置こうと思っている。


日本時間 17時30分


 


8つの項目で「おすすめのFX会社」を比較!
キャンペーン比較
スプレッド比較
スワップ比較
自動売買比較
MT4
TradingView
CFD
バイナリーOP
【2024年12月】ザイFX!読者がおすすめするFX会社トップ3を公開!
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時)
0.3pips原則固定
(9-27時)
1000通貨 20ペア
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】
機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】
■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼
GMOクリック証券「FXネオ」の公式サイトはこちら
【総合2位】 SBI FXトレード
SBI FXトレードの主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.18銭 0.3pips 1通貨 34ペア
【SBI FXトレードのおすすめポイント】
すべての通貨ペアを「1通貨」単位、一般的なFX口座の1/1000の規模から取引できるのが最大の特徴! これからFXを始める人、少額取引ができるFX口座を探している方は、絶対にチェックしておきたいFX会社です。スプレッドの狭さにも定評があり、1回の取引で1000万通貨まで注文が出せるので、取引量が増えて稼げるようになってからも長く使い続けられます。
【SBI FXトレードの関連記事】
■SBI FXトレードのメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼SBI FXトレード▼
SBI FXトレードの詳細はこちら
【総合3位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時・例外あり)
0.3pips原則固定
(9-27時・例外あり)
1000通貨 30ペア
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】
業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】
■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の公式サイトはこちら
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年12月2日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX!の「FX会社おすすめ比較」や、各FX会社の公式サイトなどで確認してください

総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!

おすすめFX会社
link

100万口座達成!

GMOクリック証券[FXネオ]

最短即日取引可能なGMOクリック証券!

link

ザイFX!限定で最大10000円!

トレイダーズ証券[みんなのFX]

最短当日取引可能!ザイFX!限定キャンペーン実施中のみんなのFX!

人気のザイFX!限定タイアップキャンペーンをPickUp!
FX初心者のための基礎知識入門
メキシコペソ比較 ザイ投資戦略メルマガ トルコリラスワップポイントランキング
メキシコペソ比較 ザイ投資戦略メルマガ トルコリラスワップポイントランキング
『羊飼いのFXブログ』はこちら
↑ページの先頭へ戻る