昨日はアジア時間でドル円は94円台にタッチ。ユーロ円も127.70あたりまで上げるなど、円売りが加速した。白川総裁の早期辞任がマーケットに歓迎されたということ(ニュース自体は前日であったが、、、)だ。同時期に日経先物も11510円まで高値を拡げて、ついに民主党時代の最高値であった11390円も越えてきた。
状況としてはさらなるリスクテークの形で進みそうなものだったが、どうやら94円ちょうどにあったノックインのオプションがついてしまったので、それで巨大なドル円の利食い売りを誘発したらしい。市場にはまだまだ達成感はなかったのだが、そうしたポジションの動向により、ドル円は急速に上値が重くなってしまった。
欧州序盤ではドル円は93.80をちょっと下回るくらい、ユーロ円は127円ちょうどを割り込んできたところだった。トレンド的にはドル円は上向きなので、ここで売るのは完全な逆張りだ。しかも最高値である94.05からみると、ほとんど高値張り付きと同じようなものだ。だがユーロ円の下げも気になり、ロスカットは94.07ですればいいだけなので、私は93.77でドル円を売っていった。ただしスモールにしておいた。
ドル円はなかなか93.60を下抜けすることがなかった。ユーロドルが安値攻めをしていたので、ユーロ円のほうはスピードは遅いが、着実に値下がっている。あまり時間がかかるようだと、またニューヨーク勢に買われて、持っていかれるかもしれない。しかし22時過ぎになってようやくドル円も下げはじめた。
なんとかドル円も93.50を割り込んできた。あとはユーロ円の値動きにも注意をほどこして、クロス円が底値をつけてコツンときたら買い戻しをしようと思って、値動きをながめていた。ドル円は93.30あたりまで下げたのだが、ユーロ円が125円台に突入した後、急激に反発に向かった。私も早々に93.42で買い戻した。
米国株も始まっていないし、それを見てからもう一度、手を出してみようかとも思った。欧州株は大きく値を崩してきているし、これで米国株も値崩れを起こすようならばリスク回避となって円の買い戻しは必至だろう。
しかしニューヨークオープンはややリスクテークで始まった。ドル円やユーロドルも戻し気味。ちょっと私の想定していた展開と違う。まあドル円は戻っても94円まではいかないだろうと思いながらも、翌日にもまた高値攻めをするようなことがあったら、そこで売ろうと考えた。とりあえず94.00で売り注文は出しておいたものの、売れずだった。
今日のアジア時間では小動きが続いているが、多少なりともコレクションの方向に向きたがっているかのようにも見える。ドル円やユーロ円のまともに売りを出してみようと考えてはいるが、米国株も崩れそうで崩れないでいるので、なかなか出撃する機会がない。
欧州時間にはいってくるとドル円は俄然と騰勢を強めてアジア時間の高値も抜いてきて、クロス円も上昇するなか、ユーロ円も127円台に戻してきた。ちょうどよい売り場の機会になるかもしれないのでキープウォッチである。
日本時間18時00分
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