昨日のアジア時間ではドル円は94円ちょうどをはさんでの小動き。20ポイントもない値幅だった。ユーロドルも1.3000をはさんでの狭いレンジが続いているので、ちょっと為替相場にはダイナミックさが欠けてきていて、もうちょっと強烈な刺激が欲しいところだ。 これだけ世界的な株高が続いているのだから、もっとユーロドルなどが急上昇もしてほしいし、またドル円も今年の最高値である94.77レベルも越えてきてほしいものだ。
昨日の欧州序盤では、いつもの見慣れたレートで為替相場は始まった。ドル円は94円ちょうどアラウンド。ユーロドルはようやく1.30台に乗せてきたところ。これでは売りも買いもイントがわかないので、次のイベントであるBOE(英中銀)やECB(欧州中銀)の金利会合、またはドラギ総裁のコメントが出てくるまで待つしかない。
そして利下げもありうると心配されていたBOEだったが、結局のところ、イギリスもECBも金融政策に変更はなし。次はアメリカの経済指標だと思って構えていたところ、失業保険がたいへん良い結果となった。集計の時期が違うため、これが雇用統計に直結することはないが、それでも雇用環境の改善が見えてきたことを好感してのドル買いが起こった。
ドル円は最高値の近くまで上昇し、ユーロドルも1.29台に突っ込んだ。私もドル買いで追随しようと思ってユーロドルを売り込んだが、ものすごい勢いで戻ってきた。私はもう目をつぶって買い戻すしかない。15秒も保有していなかっただろう。アッという間に22ポイントを持っていかれた。
つまりドル買い相場から急激にリスク相場に変わったのだ。クロス円が猛烈に上がっている。同じドルを買うならばドル円にしておけばよかった…。しかし今年の最高値を目前にして、抜けてもいないのに高値つかみはしたくなかったのだから、94.77を越えて来ないと買えないことでは同じだった。
ニューヨークオープンとなっても、米国株は高いには高いのだが、いかんせん値幅が小さい。確かに続伸ということで、ダウ平均などは歴史的な高値水準を越えてきているのだが、変動性に乏しいもの。つまらないディールをしたこともあり、とっとと撤退して早めに寝ることにした。
だが朝、起きて画面を見ると、夜中にドル円が95円台に到達している!ユーロドルも1.31台まで戻してきているので、その掛け算であるユーロ円も相当に上がったのが推察される。かといって米国株は大幅上昇というわけでもない。やはり雇用統計を期待してのクロス円の買い上げという一面が強かったようだ。アジア時間でもドル円は高値トライが続いた。94.77を越えてきたのだから、買い戻し中心ではあろうが、買い圧力が高まるのはやむをえない。
朝いち早速張り切ってドル円をロングにしていったのに意外に重い。このまま雇用統計まで動きもないのかもしれないと、お昼前にはほぼ同値で止めてしまった。ところがその直後から俄然とドル円は上がり始め、あっという間に朝の高値も越えてきた。まったく、トホホである。それでも95.40をはさんであまり動きがなかったが、欧州時間に入るとまた一段高となっている。
そして今晩はアメリカの雇用統計だ。ADP指数や失業保険の改善などで、今回は良いものが出るものと想定されている。就業者数にしても従前は16万人程度の増加が見込まれていたが、20万人増が出ても不思議ではないという強気な見方が増えている。またマーケットの方もそれを織り込むような形で進行中だ。
ということは20万人を若干越えても、やはり良かったかということで相場のほうは動かないかもしれない。反対に18万人あたりを下回ってくると、それほども良くはなかったということで、今までのリスクテークのポジションのアンワインドが出てきそうな気もする。まあそうはいっても予断を許さずに、思ったほども良い結果が出なかった場合に、ドル円でもショートにして攻めたいと考えている。
日本時間 18時00分
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※スプレッドはすべて例外あり。この表は2025年1月6日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX!の「FX会社おすすめ比較」や、各FX会社の公式サイトなどで確認してください |
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