金曜日のアジア時間では、ドル円は99円ちょうどをはさんので動きだった。それは海外市場にシフトしても同じだった。早い時間にJPモルガンやウェルズファーゴといった企業決算、つまりミクロ指標が出てきたが、これらはおしなべてアナリスト予想よりも良かった。これでドル円は上昇に向かった。
しかしマクロ指標であるミシガン大学の景況指数が予想よりも悪かったために、今度はドル円の下げ。やはり99円ちょうどをはさんでの一進一退が続いた。私も前日から99円ちょうどをはさんだ動きが当分の間、続くのだろうと思っていたので、99.30アッパーでは売り、98.70ビローでは買いの姿勢で徹することができた。1.5回分ほど回転売買ができたが、米国株があまり動きもなくて、なんだかつまらなくなってしまったので、早めに撤収した。
今日は日本がお休み。そのせいもあってか、アジア時間はずっとマーケットも動意に欠ける。ドル円は99円ちょうどをはさんでの動きにこだわっていた。逆にいうと、98円台の押し目では買ってみたいし、99円台のラリーではショートにしてもよい。しばらくは98.50から99.50までをコアとするレンジ相場で取り組んでみようかと思う。
金曜日にはフランスの格下げもあったが、今さら驚くようなことでもないためあまり反応もせず、ユーロドルは1.30台をキープした。午前中に出た中国の経済指標は、GDPは予想通りではあったが、やや悪い感じだった。今晩のイベントはニューヨークのオープン前にシティ銀の決算があり、その後で小売売上高とエンパイア指数が出る。米国株が歴史的な高値水準にいるので、中国の経済指標も蒸し返されるかもしれないしその反応も含めて、株価動向にはより神経質になりそうだ。
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