昨日は久しぶりにオーバーナイトでドル円のショートのポジションを持って迎えたアジア市場。99.20あたりまでの下げを見たのだが、まだまだと我慢していたら、99.50も越えてきてしまった。そこで買い戻したが、なんとも残念。しばらくはショートカバーによる腰の強い展開が続きそうだったが、なんとかもう一度、ショートで攻めたい感じだ。なにせここ数日は100円台で滞在していたのだから、それ相応のロングのシコリもあるはずだ。
夕方にはインドネシアが利上げしたとか出てきたが、これは新興国の最近の傾向だ。インフレ気味なのに対処する必要がでてきているのだろう。また通貨安への対処という側面もある。インドやトルコも一時よりはまマシにはなったものの、依然として通貨安であることには変わりがない。
後は中東情勢だが、ゴラン高原にミサイルを発射しただとか、いろいろな怪しい情報も錯綜して、マーケットは全体としてリスクオフの向きに傾いた。戻りかけていたドル円も、再度下攻めに転じたかに見えた。私も99.45で再び売り参戦。しかし今度は底が浅かった。99.30あたりまで。今度も同値での撤退を余儀なくされた。
ニューヨーク時間になると、またドル円が下がり始めた。ユーロドルも1.33台まで回復してきているし、完全なドル売り相場となっている。株価は堅調なのでリスク回避ではなさそうだ。長期金利が低下している。しいて理由を上げればこんなもんか。ドル円は99円ちょうど割れをうかがうが、なかなか割れず。私は寝てしまったが、朝には99円台の中盤まで押し返されていた。
朝は邦銀勢の買いも手伝って、ドル円は99.80近辺まで上昇。短期的なショートは完全に切らされたような格好だ。それでも100円台に乗せることはなく、重い展開となっている。日本株が重いからだ。今週はオリンピック効果で日本株は上げたと言われるが、そんなことはない。ある程度下がってきた今となっては、ドイツやアメリカの株価と同じ比率だけ上昇ということに留まっている。
今晩は小売売上高やミシガン大学など、マーケットを動かしそうな経済指標が並んでいる。ニューヨーク時間の午前までは株価の動向も含めて、要ウオッチだ。これで日本が3連休を開けてしまえば、もう目の前にFOMCが控えている。いまさら緩和縮小がないだろうという人はいなくなったが、それでもコンセンサス通りにはいかない可能性だってある。要人発言人も気をつけたい。
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