昨日の欧州序盤は、ドル円は101円台の中盤で、そしてユーロドルは1.35台の中盤で始まった。アジア時間の午前中に比べると、ややドル安の方向で動いている。これは私の想定していたマーケットの流れとは違うこととなった。私としてはドル円が下がらない、もしくは上がる。そしてユーロドルが下がってしまうのではないかと見ていたからだ。
つまりドル高のほうに振れて海外市場に入るのではないかと思っていたのだ。というのも、米国株も大きくは動かいないものの、それでも連日のように歴史的な高値を更新してきているのだから、もうちょっとドル買いで反応してもよさそうに思えたのである。
ちょっとやる気をそがれた私にとっては、ちょっとドルが上がってくるまで、手を出したくない。趣の違うものでもやってみようかという気になってきた。ポンド絡みでもよいし、久しくやっていないオージーでもよい。オージーはニュースで見ている限りは、政府も中銀もオージー安を堂々と標榜している。
早速に日足のチャートで値動きを確認する。10月の中旬から、0.97台から0.91まで600ポイントも落ちてきているのがわかる。ユーロドルやポンドドルがどちらかというとドル安のほうに傾いているのに対して、やはりオージーの動きは中銀の意向を反映して独自に動いているようだ。
次に10分足で見ても、昼間につけた0.92台からちょうど滑り落ちてきている局面であったので、さっそく私も売ってみることにした。0.9168であった。あまり手がけていない通貨ペアなので、あまり値段に対して思い入れや恐怖はない。あとは機械的に0.9205でストップ注文を置いておくだけ。
これは昼間の高値を上回ってきたところ。ちょっと遠い感じもするが、上がってきたら0.9190でもナンピン売りしてみようと考えている。ストップがつくと先週からの儲け分を全部吐き出すことになるが、久しぶりにオージーをやってみるのもよかろう。
オージーは0.9150を割りこんできた。ここまでくると前日の安値である0.9120あたりがターゲットとして視野に入る。当然、自分にとってはファミリアーなものをやっているわけではないので、教科書的に構えるしかない。つまりその0.9120を短期のサポートとみて、その手前では、いったんは利食いで買い戻し。
これは0.9125あたりがそうなるだろうが、まあビッドは置いておきはするものの、実際に見ながら買い戻ししたいところである。一方で損切りのほうは、0.9160まで下げてしまった。これで最悪いくらかでもお金は残るわけだし、負けはない。
結果的にはあんまりアゲインストらしいアゲインスト会わずに、オージーは目的の場所まで落ちてきた。その間、ドル円やユーロドルはややドル安方向に推移していたというのに。私は当初の予定通りに0.9126で利食いしたが、そのままノンストップで0.9100を割りこんだ。
さて今晩は、CAPMが注目となろう。昨日のニューヨーク市場では、最初は住宅関連のデータが良かったことでドル高で推移したが、次のセンチメント指数が悪かったことで急激にドル安に転じた。それゆえ景況感には敏感になっているものと思われる。
昨日の場合は最初のうちで米国株がラリーしていたので、そのゲインを吐き出して済んだだけだが、今夜の場合は下げが目立つ展開になるかもしれない。リスク回避の方向に注意である。
日本時間 17時30分
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