昨日の海外市場では欧州勢はほとんど休み。だからその時間帯ではマーケットが動く材料がない。アジア時間ではリスクテークが大いに進んでいた後をうけた海外の動向は、20時からのグローベックスオープンで、米国株の動向などで確かめるしかない。そして欧州市場はクリスマスの休みが続いている。
アジア時間でドル円もユーロ円も上昇し、日本株も強かった。いずれも今年の最高値を更新してきている。ドル円は104円台の後半まで上げてきて、ユーロ円も143円台に乗せたとは腰が強いまま。私もリスクテークの方向で攻めようと思って、アーリーニューヨークを待った。
20時のグローベックスオープンでも、米国株はすでに高かった。今年の最高値を更新してのスタート。そうした状況を確認できたので、私も遅ればせながらドル円を104.77で買ってみた。マーケットの参加者が少ないだろうから、ダイナミックな動きは期待できそうもない。ドル円の105円台乗せで多少のロスカットが噴出するかもしれないぐらいだ。果たしてそこまで届くか。マーケットの材料といえば、アメリカの失業保険しかない。
しかーし、予想通りにまったく動かない。指標が出ようが、どうしようが、ドル円は自分のコストの前後5ポイントの動きだけ。まったく労力の無駄であった…。これならば翌日の早朝のセッションでアジア勢、特に本邦勢のリスクテークにでもついていくほうがよかった。そういうわけでほとんど同値でポジションをクローズした。
さて今日になって本邦勢の円売りが集中し、ドル円は瞬間的に105円台に乗せた。ユーロ円も144円台に到達。ちょっと時間帯が仲値決めの直前ということもあって、10時過ぎからはすぐに利食い売りに押された。そして1.37台でちょっと上値ブレーク気味だったユーロドルも、ランチタイムに一段高。結果としてユーロ円の上昇圧力がかかっている。
さて今晩はイベントがない。ドイツなど欧州勢が戻ってくるが、すでに週末なので、やる気はないだろう。米国株も連日で歴史的な高値を更新しているとはいえ、その値幅はますます小さいものとなってきている。すでに年末モードなのだが、世界的に株価が高い、つまりリスクフルの状態が続いているうちは、円相場を気にせずにはいられない。
日本時間 15時10分
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