火曜日のアジア時間では為替相場がほとんど動かずで推移。そしてそのまま欧州入りとなった。ドル円は103円台の前半、ユーロドルはやや垂れてきて1.3860あたりだった。マーケットのイベントが少ないので、必然的に注目はウクライナ情勢に集まることになる。
ウクライナの内務相が2万人規模の動員を発表。国境警備のためというが、緊張が高まるのは確実である。グローベックスでの米国株などはあまり落ちていないが、そのうちリスク回避で反応しはじめるかもしれない。どれでもドル円は動きそうもないので、ユーロ円を売ることにした。ちょっと遅れた感もあったが、なんとか143円台で売れて、出来は143.07だった。
ユーロ円は結構、あっさりと143円台を割り込んできたが、そこからが下げない。大きく切り返したりもしない代わりに、下げもしないのだ。ああこれだと、戻りどころが訪れるまで、PCの画面に張り付いていなくてはならない…。もっと下がればよいが、143円台に乗せてこようものならば速攻で買い戻しを強いられる。
生産性の悪い取引になったら嫌だなあぁと思いつつ、1時間あまりポジションを持ってみたが、ユーロ円の下げは142.80あたりまでだった。アメリカは夏時間に移行しているので、ニューヨーク勢の参入は早い。フレッシュなフローが入ってくる段階で無用にロスになるのみ嫌なので、とりあえず142.91で買い戻すことにした。ユーロ円の割りには値幅の小さい戦いだった。
ポジションをカットした後には、クリミア議会が独立宣言を採択したというニュースが流れてきた。これもウクライナ情勢を悪化させる話である。もう一度、ユーロ円を売り込んでみたものの、ほとんど動かず。同値でカバーはしたものの、ウクライナ問題では為替相場が動きにくくなっているのがわかる。まあ、米国株や欧州株は歴史的な最高値にいるのだから、リスク回避を強いられる理由には乏しいことは事実だ。
私はニューヨーク時間では何も取引しなかったが、久しぶりに米国株が落ちたようだ。中国のスローダウンを懸念してという話しも出ていたが、材料はすでに出ていることばかりなのでようやく反応したと解釈すべきなのか、ウクライナが重しになっているのかわからない。それでもとにかく株価が下がったことで、ドル円もユーロ円も下げ、ドル円は102円台まで突入している。
今晩も指標が少ない。為替相場も狭いレンジ内での取引に徹することになりそうだ。私としては日本株も下げてきたことだし、またちょっとユーロ円かドル円でのショート攻めを狙っているところである。
日本時間 15時20分
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