昨日のアジア時間でドル円は103.90あたりまで高値をひろげて、それでもそこから10ポイントも下がらずに欧州時間に突入。値幅がないので、とりあえずどちらにも動けずで、私もポジションを取りにくい。強いてやるならば104.00で買いのストップ注文を置いて、この辺で売ってみることしかないのだが、下がる気配も今のところない。
そうなるとADP待ちとならざるをえないわけだが、そのADP指数は19万人から20万人の増加が見込まれている。大きめの数字がコンセンサスになっているので、それだけ期待も強いということ「なのだろう。こうなると結果が出てからでないとマーケットは動き出すことはなさそうだ。
21時を回って、いよいよADPの時間。ドル円は103.80近辺で変わらず。しかしユーロドルが下がってきて1.37台まで押し込まれているので、ユーロ円がやや重い。現在のレベルから10ポイントでも動いた方向でついていこうという作戦にした。するとドル円は売られて反応した。すぐに103.71で売った。調べているヒマはないが、きっと予想よりも悪かったのだろう。
しかし1分も持たずに、すぐに反発しだした。自分のコストを上回ってきて、わけもわからず102.77で買い戻した。発表直後の1分間では103.66まで突っ込んで、103.80まで戻ったようなので、私がそのほぼ両端をたたいたことになる。こんな15ポイントほどの狭いレンジで、実につまらないトレードをしたものだ(涙)。
さてそのADPの民間調査だが、就業者数は19万1千人の増加だった。確かに予想よりも低かったのかもしれないが、それほども悪いという数字でもない。ニューヨーク時間ではますます動かなくなってしまい、朝まで10ポイントレンジのままだった。米国株はクローズ間際に買いを集め、そのまま高値圏で終了。S&P500指数などは歴史的な高値を、終値ベースでも更新した。
今日はアジア時間で株高が進んだこともあり、ドル円はついに104円台に乗せてきた。ドル円やユーロ円でかなりブルになる局面でもあったろう。やや利食い売りに押されてはいるが、マーケットの外部環境は何も変わってはいない。しかるに円の独歩安という展開はもうしばらく続きそうだと見るのが妥当なのだろう。
今晩の注目はECBの金利会合だろう。欧州初の要人発言でユーロの利下げ観測を高めた時期もあったが、やはりそれはユーロ高を防ぐための工作だろうという見方が強い。ユーロの下げは限定的であり、実際に何もしなかった場合にはユーロ買いの安心感も出てくるかもしれない。
1.37台の中盤ではユーロドルを拾っておこうかと考えている。1.3750以下があれば拾ってみて、先週の安値である1.3705をストップラインに設定できるようにしたい。ちょっと距離もあるので、ポジション量を減らして1回のナンピンありでもいいかもしれない。
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