昨日は月初ということもあり、日本株が上昇したので早い時間からリスクテークが強まった。ボーナス目当ての大きめの投信設定も昨日までである。それが分かっているせいか、ドル円の上げが鈍い。とても102円台まで回復するとは思えないほどの、円買い需要があるようだ。
私もここからドル円を積極的に買っていく気にはなれないが、それでも株価上昇を横目で見ている間はロング攻めしなくてはいけないところだとは考えていた。あまり取れそうもないと思いながらも、遅ればせながら101.50を越えたところから買っていった。
ユーロドルは1.3700を目の前にして、上に行きたそうで行けない。下がりもしないので、1.3680から1.3700の間にはさまって動けないでいる。イギリスの製造業の景況指数が良かったので、ポンドだけがポンと跳ね上がったことだけが目立った動き。このポンド上昇でユーロドルやクロス円もツラレ高してマーケットが動けばいいのにと思ってたが、ほとんど動かず…。
ニューヨーク時間に入ってからは株価上昇が顕著になってきた。ISMの景況感は予想を下回ったが、すぐ後に出た北米自動車販売が8年ぶりの高水準となった。これで米国株は一段高となる。歴史的な高値も軽々と更新してきた。
これでリスクテークに弾みがつくものと思ったが、それでも為替相場は無反応。私は101.45で売りのストップ注文だけ置いて寝てしまったが、これもつかず。朝までドル円もユーロドルも10ポイントほどしか動かなかった。
今日になってドル円がやっと101.60にまで上がってきた。自分のコストから10ポイントほどフェイバーなだけだ。ただもう長い時間持っただけに、もう止めたいと思い、東京のランチタイムに利食いした。ここ12時間の値動きは、なんともガッカリものである。リスクテークムードでも、やはりあちらこちらにある地政学的なリスクも含めた火種も気になっているのだろうか。
今晩はADP指数が注目である。前倒しで明日に発表される雇用統計に向けてなので、ADPの結果に対する消化も早まることになるだろう。予想では就業者数は20万人くらいの増加となっている。前回と同じで、ADPが悪くても、本番期待でマーケットはあまり反応しなさそうだ。
反対にADPが良かったら、株価上昇に弾みがつくのかもしれない。その際には持ちたくはないが、やはりドル円かユーロ円でのロング攻めが有効となるだろう。また相変わらずハト派的なことしか言わないだろうが、念のためイエレン議長の講演も気にしてはおきたい。
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