昨日の欧州序盤では、ドル円は101円台の後半。ドル円としては、ここ最近のうちでももっとも高いゾーンである。特にたくさんオファーがあるわけではないかが、そもそもあまり動かないものだと思われているので、101.90アッパーには売りものが並んでいるようにも見える。
しかし実際のところはそれほども並んでいないようだ。一方でユーロドルは1.3435あたり。前日につけた安値である1.3420アラウンドへの下攻めが完全に視野に入っている。つまりドル高を意識した為替相場になることでは変わりがなさそうであった。
なにも材料がないので、当面はテクニカルに従って取引するしかなさそうだ。ドル円は101.95が直近の戻し高値として意識されているので、101.90アッパーは売りである。そこで私も101.90で売ってみた。
そもそも動かないだろうと思っているので、急激に反転して下がるなどとは考えていない。それでも101.96で買い戻しのストップ注文だけを置いておいて、ニューヨーク勢の参入を待つ。ちなみに欧米の株価はどちらかというと腰の強い展開でここまで来ている。
材料が少ない日であったから相対的に重視されたのか、23時発表の住宅予約が出たときには、瞬間的に大きくマーケットは反応した。確かに結果は予想を大きく裏切るくらいに悪いものであったが、 株価の下げがきつすぎた。そんなに反応しなくてもいいだろうに、と思われるくらいだった。それもあってか為替相場もドル安で推移。ドル円も10ポイントほども下がった。今日もこんなもんかと思って、そこで利食いで買い戻した。
その後のニューヨーク時間では為替相場はほとんど動かなかった。ドル円もユーロドルも10ポイントくらいしか動いていない。経済指標で大きく落ち込んだ米国株も、ニューヨーククローズまでには完全に切り返し、小幅高にまで戻しきっている。
これだけ小動きになるのも仕方のないことで、今晩からはFOMCが始まる。そして明日はGDPの速報値も控えているし、週末には雇用統計もある。ここで無理して動く必要はないだろうということのようだ。
今晩も同じように動かないだろう。ドル円は欧州序盤に102円台に乗せたが、やはりそれほど上値は伸びなかった。102円台乗せのドル円は逆張ってショートにしてみても面白いかもしれないと思い、5ポイントで損切るつもりで101.97でショートに振って行った。で短期的なポジションに留めておくつもりだったので、反転してきたところで閉じた。なにしろ水曜日の以降はイベントが山積しているので、深い追いはできない。
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