今週に入って為替相場もあまり動かなくだろうという感じはしていた。月曜日は日本が休みだし、木曜日からはアメリカが感謝祭で休みに入る。そしてマーケットでの出来高も細っているのも事実である。ドル円は117.50から118.50までのレンジをコアとしてなかなかはみ出ない。
私もその両端で逆張っていこうと決め込んでいる。昨日の欧州序盤は、ドル円がちょうど118円台に乗せてきたところ。いちばん私の手の出したくないレベルである。とりあえずマーケットも動かないだろうという思いもあるので、118.35でオファー、そして117.65でビッドの注文だけを出しておく。
アメリカの経済指標ではGDPの改定値もケースシラーの住宅価格も良かったので、ドル高に向かった。しかしドル円もユーロドルも20ポイントほどのドル高のみ。ぐんぐん上がっていくという感じではなかった。もう一つの指標であるCBの消費者信頼感指数は予想を下回って、今度はドル安に。夜中には相場を見ていなかったが、ドル円の押し目は117.75あたりまでだった。
結局、昨日の海外市場では何もできず。だがこれも仕方のないところだろう。米国株なんかはとりあえず歴史的な高値を更新する場面もあるのだが、いかんせん値幅が小さい。どちらかに大きく振れないので、それらを参考に為替ポジションを作っていくのもためらわれる。
今晩は感謝祭の休みがあるため前倒して出るものを含めて、細かい経済指標がたくさん出る。しかし昨晩と同じで、マーケットの反応はイマイチだろう。ドル円は同じようなコアレンジで進むものと考えられ、117.50から118.50をはみ出さない限りは、スペシャルな仕掛けはしていかない。
まあこんな時はおとなしくレンジ取引に専念すべきだろう。またユーロドルも1.24台が中心で固まって来ている。いずれまた、下げ圧力が増大するのだろが、それまでは1.23台では拾ってみて、また1.25台では売りこんでおくという感じで構えている。
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