週末に出たアメリカの年末商戦のデータが悪めの報道がなされた週明けだった。早朝からグローベックスセッションでは米国株が大きく下落。それでも早朝の為替相場では本邦勢の円売りが強く出て、ドル円は119円台にワンタッチ。それで日経先物も今年の最高値である17660円までついたりもした。ちょっと日米で問題にしていることが真逆のようでもある。その間も米国株は大幅安の状態をキープ。
夕方になると日本国債の格下げが発表された。やはり増税の先送りが理由になっているようだ。しかしここ10年以上にもわたる日本国債の格下げで慣れきっていることもあり、肝心の円債はまったく下がらなかった。ドル円のほうは素直に反応して119.13まで急伸した。日本売りからの連想だろう。私もそこで買おうかと思ったぐらいだったが、まあ、いつものことかなぁと断念した。騒ぐほどに円債市場がパニックにもならないからだ。
むしろ景気に対する影響を懸念して、日経先物がナイトセッションで下落。それでマーケット全体はやっとリスク回避の方に向かうようになった。もとから米国株はスタート時点から安いのだ。ドル円は簡単に118.50を割り込んできた。今度は私もドル円のショートで参戦。株安という裏付けもあるので、たいへん入りやすい環境であった。ドル円は118.10あたりまで急落。すぐに切り返しにかかったが、それでも値動きだけを見ていると、簡単に戻りそうもない。私は利食いで買い戻しもしながらも、再度の売り場探し。
やっとのことで売るには売れたが118.31という中途半端なところ。ニューヨーク勢の参入ということで、その動いたほうにインタレストが強いのだなと思って作ったポジションだったのだが、フェイバーになるまでには時間がかかった。米国株は始まったころにやっとドル売り圧力も強まってきて、私はああやれやれという感じで、前のステージの安値のちょっと手前ということで、118.14で買い戻した。そしたら117円台まで突入。
先週に話題の中心となった原油相場だが、欧州時間で63ドル台まで突っ込んだ後は、一方的な買い戻しとなった。ニューヨーク時間の終盤には69ドル台までショートカバーし、大きく切り返したことになる。コモディティは全般的に戻りがきつく、これがニューヨーク時間でのドル安を促した側面だろう。
今晩はイベントがない。その分だけ株価や原油価格に振らされることになる。クリスマス商戦の不振をどのようにして払しょくしていくのか。原油相場の戻しはどこまでかに注目が集まる。
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