昨日の欧州序盤ではユーロドルがヒュルヒュルと上がってきた。アジア時間では1.12台の前半でやっていたのに、1.12台のミドルをも超えてきたのだ。これは欧州債が上がってスタートしたからだ。もう完全に欧州債の動向に振らされている状況が2週間以上も続いているのだから仕方がない。15時から始まるドイツ債の先物価格を見てから判断を下すことで、毎日の相場が取れている。
そしてドイツ債の値動きは大きくなっているので、わかりやすくもある。ドイツ債が上がればマーケットに安心感が広がってユーロ買い、反対にドイツ債が下がればユーロ売りである。ドイツ債の上下に合わせてグローベックスでの米国債も同じ方向に上げ下げするので、金利差を買投げて動いているわけではない。私も暗くなってから参戦したが、すでに時間が熟しすぎていて、あまり儲けにはつながらなかった。
アメリカの経済指標の時間になった。雇用統計とGDPに次ぐ重要な指標とされる小売売上高だ。これがとても悪かったのだ。マーケットでは素直にドル安へと向かった。ユーロドルは1.13台に乗せてきた。ユーロドルはECBの金融緩和もあって今年になって1.04台まで安値を付けた。年初のレベルから比べると1500ポイントの下げである。ドル円で言えば15円という感じだ。その強烈な下げの後でのマックス戻しが5月7日の1.1391であった。
だからユーロドルが上がるといっても、まずはこのポイントがキーになる。この重要なポイントまで上がってきたのだから「ユーロドルは強いのだ、だから買いだ」と見たくなる向きもある。しかし重要なポイントでの手前では何が起こっているか。そこでは大きな売りのインタレスト
が出てくるのだ。前日に売れなかった人、前日に高いところをつかんで苦しい思いをしている人、そして今日売りたいと思っている人。それをこなさないと一段の上はない。
目の前の値段でしか売買できないトレーダーのできることといえば、そのちょっと手間で逆張りにはなるが、売ってみることである。そして抜けたら自分で損切りを行う。どうしてもロング攻めをしたい場合は、上抜けを確認してから、すでに高くはなってしまってはいるが、そこから初めてトレンドフォローとしょうして買っていくのだ。
もし上抜けできなかったら、それはダブルトップだったと解説されて終わってしまう。昨日のユーロドルの高値は1.138だったが、それがそうなるかもしれない。我々としてはダブルトップになるのか、上抜けするのかわからない状態で戦っている。だからあとから解説されても意味がないのだ。
私ももちろん1.1391を注視した。しかし私が寝入るまでにはまだ1.13台の前半をクリアに脱し切れていなかったので、注文だけ出しておいた。1.1375で売り、もっと上がったら1.1395でカットするというものだ。朝になって1.14台になっていたら、損切りもついているというわけだ。
ユーロドルは夜中に1.1382まで上がったようで、1か月に1回あるかないかのラッキーに見舞われた。私の売り注文は段になって、しかも朝の水準は1.1350アラウンドだった。やはりテクニカルポイントが効いたのか。そうしたらもうちょっと調整が起こってユーロドルが下がっても不思議ではない。そう期待して朝がたはポジションを保持していたが、午後になっても下がらなかったので1.1355で買い戻した。あまり大きな値幅は取れなった。
今晩も欧州債の動向に注意ということだろう。昨日は反発して始まったが、終盤でまた下落している。マーケットになんとなく不安を残したままの状態で海外市場を終えている。さらなる下げに見舞われるようだったら、ユーロドルは1.1391も簡単に超えてくるだろう。しかるにドルの全面安が引き起こされることになる。
日本時間 15時10分
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