週末にギリシャが再提案をしたということで、ギリシャ問題に何かの前進があるのではないかという期待が高まっての週明けとなった。東京市場でも日本株は大きく上昇。マーケット全体にリスクテークのムードが強まった。ドル円は依然として122円台にいるのが不思議なくらい。
私も夕方から122.86で買ってみた。その時点では高いところだったが、欧州株も堅調にスタートしているので、ドル円のロングでも危なさは少なそうに見えたからだ。ドル円のここ最近のレンジは122円台から125円台だ。その下限にいるということも買いやすくしていたし、また黒田発言でのディップの122.46というサポートもある。とりあえずは122.75で損切り注文は置いてあるが、切らされてもやはり122.46までは押し目かいのスタンスだ。
ドル円はすぐに123円台に乗せてきた。しかし上昇に勢いはない。急速に30ポイントほども跳ね上がってしまうようなことはなかった。123円ちょうどスレスレのラインで止まっている。ユーロドルのほうが50ポイント以上も急落しているのに、そのドル買いの流れにはまったく無反応である。123円台に乗せたところで逃げたいという昔のシコリがオファーとして出てきているのだろうか。
ギリシャ問題に関するコメントは、あまり画期的なものは出てこない。今週のうちに決着するだろうとか、今日は何も答えが出ないだろうとか。ドル円はようやく123.30あたりまで上がってきたが、自分の持っているポジションは小さいのだから、もっと上がってくれないと困る。もしくは追撃買いをしたくなるほど、大きく上がってほしいものである。
しかしドル円の動きは鈍くなった。アメリカの住宅関連のデータが良かったのにも大きく反応しきれずであった。日付が変わる頃になっても動きなし。私もポジションをクローズして寝ることにした。
今日の東京市場では日本株が年初来の高値を上回ってきた。それだけリスクテークが進んでいるということだ。そしてドル円も123.40あたりで始まったものが、123円台の後半まで上がってきている。ギリシャ問題はかなり前進したという観測に基づいての動きなのだから、いましばらくはこの流れは続きそうだ。
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