連休明けの昨日の相場では、ドル円はいつもの位置でステイした。119円台の後半だから、下限とみてもよい。ちょっと買いたくなるレベルだ。しかし欧州序盤ではユーロドルが1.14台まで上がってきて、ドル安が進行していた。だから手放しでドルロングにすることには抵抗があったため、踏みとどまることができた。
しかしドイツの景況指数が発表されると、それが予想を下回ったことでユーロ売りの相場展開に。そしてユーロドルの下落とともに私はドル円を119.69で買ってみた。もちろん押しはほとんどないだろうと想定している。
だから投げ売りのストップロスも119.50割れくらいでいいだろうと考える。ネバー下に持っていかれないという保証はないが、下がって損切らされたときは、また119円台の前半ででも買いなおせばいいやという軽い感じである。
しかしドル円は上がらなかった。120円台はもう遠くなって見える。アジア時間に出た中国の貿易収支が悪かったのに加え、夕方に発表された中国の新車販売も芳しくなかった。これで中国経済のスローダウンが再び意識され、それは市場全体をリスク回避に向かわせたのだ。
米国株も軟調で、原油相場も下がってくる。為替相場では日本円尾かい戻しが急がれても仕方のない状況だ。私も数ポイントしか取れていないが、フェイバーのうちにポジションを手じまおうと思った。ドル円自体の値動きが鈍いので急いで手じまう必要もなかったのだが、夜中まで付き合っていられないので、119.77でクローズした。
今日は朝からドルが重い。ユーロドルは再び1.14台を触りにいっているし、ドル円も119円台のミドルだ。株価の復調など、明確なリスク許容度の回復が見られないと、ちょっとドル円をロングにするのは厳しい状況となりつつあるようだ。
今晩はアメリカの小売売上高ど、比較的に重要な経済指標も出るが、マーケットの関心事項は中国経済に向かっているので、経済イベントでは相場の流れは変わることは少ないと思われる。
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