昨日の欧州序盤では、ドル円は安値攻めをした。しかしここ最近になってレンジ相場の様相を呈している113.50から114.50のコアレンジをブレークすることはできなくて、113.75あたりまで差し込むのがせいぜいであった。
私も当分の間はレンジ相場が続くだろうと思っていたので、底を突いたを感じてドル円を113.81でロングにしてみた。レンジ相場だと思っているのだから、上がってもせいぜいで114円台乗せか。そのくらいしか期待していない。根本的にブルにはなっていないのだ。
ストップロスは113.50割れで設定。113.48で売りのストップ注文を置いておいた。もう一度、安値攻めをしたが、113.65あたりまで。ここで再度、止められたので、ドル円相場は自然反発に向かい、114円台に向かって上がっていった。もうちょっと上がるかと思ったが、114円ちょうどをこするくらい。
少しは勢いで114.20くらいまで上がるかと思ったが、ぜんぜん上がらない~。ニューヨーク勢が参入してくる時間帯になってもドル円は上がっていかないので、とりあえず私は113.87で利食い売りすることにした。
アメリカの経済指標は良いものが並んだ。それで米国株などもストロングにスタートしたのだが、原油価格が下げに転じてくると、もういけない。リスクオフで米国株も下がりだすと、ドル円はもう上がらなくなってきた。
ニューヨーク時間の午後からはドル円やユーロ円の売り圧力がもっと大きくなって、113円台の中盤は支えきれず。そしてついにブレークしてしまった。そして113円台前半まで下落。
ドル円が113.50を下回ってきたことで、今日は朝からドル円が重い。全体的に売り優勢であり、本邦勢も売ってきている。早々にドル円は112円台に突入。下げが加速している様子はないが、その代わりに戻りもない。
こうなってくるとドル円やユーロ円は戻り売りスタンスで臨むしかないような状態に変わってきている。ドル円は次は111円ちょうどを下値のサポートとする新しいレンジに入ったと解釈すべきであろう。
今晩はアメリカのPPIくらいしかイベントはない。依然として原油価格の動向に依存したリスク相場が続くものと思われる。原油価格が急上昇でもしない限り、ドル円はベアで構える。
日本時間 15時30分
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