昨日はアジア時間でドル円が111円割れしないまま、111円台前半で欧州序盤を迎えた。FOMCは何もやらないだろうとわかっていても、やはりそれに向けて待機してしまう。マーケットも小動きとなった。そしてユーロドルも含めて、ややドル高に進んでFOMCの結果発表となった。
結果は予想通りだったのに、とりあえずドル買いで反応した。そして5分ほどでドル売りに転じた。値幅は大したことはなかったが、一見すると乱高下したようなものだ。元のレベルに戻されて、今度は日銀待ちの格好となった。
そこでいよいよ日銀の金利会合である。先週の金曜日に日銀が貸し出しにもマイナス金利を適用するのではないかとの観測記事が出て以来、日本株は上昇。そしてドル円も2円ほど上がったままだ。つまり現状はリスクフルの状態なのである。
このパンパンに膨れ上がって、ほとんど調整らしい調整を見せずにここまで来てしまったということは、形の上ではマーケットは追加緩和をプライスに織り込んでしまったということである。織り込んだということは、もしもそうでなかったら大きな揺り戻しが起こるのと同時に、さらに反動分としてのリスク回避も重なるだろう。
私はどうしてもドル円が下がるしかないという思い込みが強かったので、相場の流れに完全に反するがスモールでショートに振っておいた。そして日銀は現状維持を決定。ドル円は急落した。でも間が見えなかった。
出る時間が12時半過ぎだろうと思っていたのに、12時ちょうどに出てきたので、気が緩んでいたのかもしれない。少なくとも110円台は見えなかった。完全な素通りである。109円台まで簡単に突っ込んだ。ポジション量がスモールだったから、利食いも我慢できた。107円台まで深押ししてもおかしくはない。日経先物も1000円近く下げているのだ。
ドル円は108円台にも簡単に突入したが、108.80あたりまでで跳ね返された。私は依然としてドル円がベアである。しかし実際のマーケットのほうは109円台の前半で安定することとなった。
ちょっと時間もかかりそうなので、いったんは利食いで買い戻し。この後、夕方にかけてもう一度、108円台に突っ込んでいくようであれば、そのタイミングでまたショートメークしてみるつもりである。
日本時間 15時20分
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