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ポンド殺人事件の謎を追う!暴落の真相は?
スプレッドが狭いままだったFX会社発見!

2016年10月12日(水)15:26公開 [2016年10月12日(水)15:26更新]

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■英ポンド殺人事件の犯人は誤発注じゃない?

 大きな混乱を招いた英ポンド暴落、何が原因だったのか。市場では「ファット・フィンガー」(誤発注)説も流れているが。

 「ファット・フィンガーなら瞬間的に暴落してもすぐ反発するはず。それに銀行同士で、『あれは誤発注だからキャンセルを』といった交渉をすることもあります。しかし今回、そんな話は耳にしていません。説明に困ったアナリストが苦し紛れに言っているだけでしょう」

 となると、英ポンド暴落の真相は?

 「推測になりますが、8時の段階の水準よりも少し下、1.2550ドルあたりにストップが見えていて、それをつけてひと儲けしようとした銀行ディーラーがいた。彼が2580売り、2570売り、2560売りと下げていったが売れず、さらにレートを下げていったのがきっかけでは」

 これを見て焦るのがオプションのトレーダー。この日、英ポンド/米ドルには1.25ドルに大きなバリアオプションがあったようだ。1.25ドルがついてしまうと、オプションの売り手は大きな損となるから、1.25ドルを割らせまいと防戦買いするし、1.25ドルを割ってしまいそうになったら反対に英ポンド/米ドルを売ってリスクヘッジする。

 「オプションの売り手は『これはマズい』と1.2480ドルあたりに売りを入れる。しかし、朝8時台なんて流動性が非常に低い。下げを見たHFT(超高頻度な自動売買)が先回りして売っていくから、オプショントレーダーの英ポンド売り注文が約定しない。

 思ったように売れないディーラーやトレーダーが、我先にと売っていき、HFTも便乗してさらに売り浴びせることで暴落に至った――おそらくこれが正解でしょう」

最初はちょっとした下げを演出するつもりだった銀行ディーラーの動きにHFTが便乗して急落、そこにオプショントレーダーの動きが重なって、暴落に至ったというのが、「為替探偵・竹内」の推理だ。

 ただ、真相はまだ闇の中。ファット・フィンガー説も有力だし、BOE(イングランド銀行[英国の中央銀行])が調査に乗り出してもいる。今後、意外な真相が出てくるのかも…。

■ティックデータから現場を検証する

英ポンドの暴落は、10月7日(金)8時7分からの5分ほどで起きている。ここの動きをより細かく見ていこう。

 参考にしたのはデューカスコピー・ジャパンのティックデータだ。ちなみにティックは1回の値動き。ティックデータを見れば、その会社がどんな為替レートを提示していたのか、おおよそ把握できる。

デューカスコピー・ジャパンは、インターバンク市場に直結した「NDD」(ノンディーリングデスク)型の口座であり、世界的に利用者がいる。特に短期トレーダーで愛用する人も多く、流動性の高さには定評がある。

【参考記事】
FX超上級者は以前から知っていたらしい! 大口取引もスイスイできる独自ECNの会社

デューカスコピー・ジャパンのウェブサイト
デューカスコピー・ジャパンのウェブサイト

 1社だけのデータなので完全とは言えないが、前述のとおり、世界的に利用者がいるインターバンク直結型の口座だけに、デューカスコピー・ジャパンのティックは、為替市場全体の動向を比較的強く反映していると考えても良いだろう。

英ポンド/米ドル ティック(10月7日(金)午前8時6分~15分)
英ポンド/米ドル ティック(10月7日8時6分~15分)

デューカスコピー・ジャパンのティックデータより作成

■8時7分、事件は始まった!

デューカスコピー・ジャパンのティックを見ると、異変が起きたのは8時7分からの数分だ。

 まずは8時7分のティックをグラフで見てみよう。赤線がビッド(※)、青線がアスク(※)の推移を示しており、2つの線の乖離がスプレッドということになる。また、ティックをもとにしているため、横軸は時間の推移を等間隔で示しているわけではないことに注意してほしい。

(※編集部注:ビッド(BID)はFX会社側の買値であり、ユーザー側の売値。アスク(ASK)はFX会社側の売値であり、ユーザー側の買値)

英ポンド/米ドル ティック(10月7日(金)午前8時7分)
英ポンド/米ドル ティック(10月7日8時7分)

デューカスコピー・ジャパンのティックデータより作成

 8時7分ちょうどからの10秒ほど、1.25ドル割れまでは通常の急落のように見える。大きく値が飛ぶようなことはなく、なだらかに(といっても10秒で100pipsの暴落だが)落ちているし、スプレッドも落ち着いている。

 もし、誤発注があれば1ティックで大きく値が跳ぶような場面があるはずだが、そうはなっていない。

 1.25ドル手前では下げの勢いがいったん弱まり、バリアオプション特有の防戦買いっぽい動きにもなっている。竹内さんの説明とも符合するだろう。

 動きが明らかにおかしくなるのは、1.24ドルを割ったあたりから。スプレッドの広がりが顕著となり、1ティックで数十pips動くような場面も多発している。竹内さんが言っていたように「HFTが先回りして売っちゃうから売りたいのに売れない、レートを見ずに売る」ような状況となっていたようだ。

■デューカスコピーの安値は、「8時9分2秒」

 さらに8時8分以降のティックを見ると、もうグチャグチャ。

デューカスコピー・ジャパンでは8時9分2秒にこの日の最安値1.19347ドル(ビッド、以下同)をつけているが、その18秒後には1.21878ドルと268pipsも急騰している。この間にはわずか10ティックしかなく、流動性の高さが特徴のデューカスコピー・ジャパンであってもこのありさま。インターバンク市場は極端に薄くなっていたようだ。

英ポンド/米ドル ティック(10月7日(金)午前8時8分~10分)
英ポンド/米ドル ティック(10月7日8時8分~10分)

デューカスコピー・ジャパンのティックデータより作成

 そのためだろう、FX会社の中には…

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