昨日は欧州序盤でドル円が徐々に上がってきて、104円台に乗せてきた。ここ最近のレンジ相場の上限に近付きつつある。そういうわけで私も104.25でオファーを並べてみた。25ポイントのリスクで50ポイントを狙おうというもの。
もちろんこれが上限でなくなったら、その時点でロスカットして買い戻すのだ。しかし相場の動きはたいへんに鈍くて、5ポイントだけ動くのでもツラそうだ。
欧州株がラリーしているが、これは先週末から相次いでいるアメリカ企業の買収案件のためであろう。市場全体としてはリスクテークの向きで動いているのだが、原油価格がやや軟調。週末にOPEC合意からイラクを外すの外さないのと議論があったからだろう。
原油価格は50ドルの大台を割り込む局面もあったが、世界的に株価が崩れることはなかった。それを横目に見ながらの円相場は、ドル円もユーロ円も下値が固い。
ドル円は夜中になってようやく私のオファーにタッチ。やっとショートになれたが、そこからがまた動きが鈍い。私は翌朝に用事もあるので、104.50で買い戻しのストップ注文だけを入れて寝てしまった。
朝になってもドル円のレベルは同じだった。ニューヨーク時間の午後はほとんど動かなかったようで、ユーロドルにいたっては一日を通じても30ポイントしか動いていない。
さて今日になって高いレベルで帰ってきたドル円だが、それを好感した感じで日本人がひたすらドル円を買っているようだ。いつもの買いからしか入らない人々の動きに加えて、もう底は打ったとの見方も加わっている。
ドル円は104円台のミドルまで上昇しているが、まだ私のストップロスはギリギリセーフの状態。しかしそもそも相変わらず、とても動きは鈍いままだ。
今晩もアメリカサイドの経済指標がミクロ、マクロともにいくつか出る。それに合わせた挙動となるのが想定されるが、やはりドル円のコアレンジをブレークするのは簡単ではないだろう。これから105円台に突入なんてイメージはなかなかわいてこない。とりあえずまだボックス圏にいるドル円として対処したい。
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