先週末でドル円が115円台に乗せて高値引けしたので、その余勢で週明けも高値追いから始まった。これはテクニカル面からの要請でもあるから不思議はない。アジア時間では115円台の中盤まで攻め込んだが、欧州序盤になって一段高。115円台の後半まで上昇し、そのまま116円台まで行ってしまうかと思われた。
私も少しだけロングメークでドル円をつまんではみたが、ワークしたのは最初のうちだけで、次第に目先が重くなってきた。次に116円台をトライすることがあっても、ちょっと時間を置いてからかなと思わせた。つまり多少の下げといった形での、相場の調整が必要だということだ。
そうなると私もドル円をロングで攻めることはできない。しっかりと押し目を見極めたいところだが、とりあえず115円ちょうど割れがあるのかどうかが、目の前での関心事だ。
ドル円が115円台から滑り落ちていない以上、買えていない人のビッド゙も上がってきているのが想像される。そうしてきつくなったビッドは、押し目を小さくするものだ。どこまでディップとしてみるのか。そこが難しい。
総じてニューヨーク時間はドル円がズルズルと下がった。私は115.50あたりをウロウロしている状態のときで寝てしまったが、5分足などで見ると買いづらくなった形となっている。
そして結局は114円台まで沈んで今日のマーケットは始まった。とりあえず日本人の買いを集めて115円台まで値を戻してきたものの、ちょっと高値追いは要注意の段階に入ってきたようだ。
今晩はFOMCが始まるが、結果が出るのは次の日だ。しかるにマーケットは様子見が続くことになりそうだ。ドル円は115.00から115.50までをコアレンジとして、狭い中を行ったり来たりするだけに終始しそうだ。意思のある動きは明日の夜中まで待たないといけないだろう。
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