昨日はアメリカの政治リスクが高まった。ロシアに対する情報漏えい問題だ。イスラエルからの極秘情報という話だが、それが本当ならば親ロシアであるイランに上方が流れ、それは敵対するイスラエルを損なうことになるという理屈だ。
そのうえフリン氏への捜査をやめるように働きかけたという疑惑も浮上。それがマーケットの不確実さを増大させて、昨日は早朝から大きくリスク回避を促した。ニューヨーククローズ以降に大きくリスクオフになったのが不可思議なところだ。
アジア時間ではグローベックスで米国株が大幅安となっているのにともなって、ドル円も簡単に前日の安値を下回ってきた。112.90とりも下サイドにいるということは、テクニカル的にもドル売りを正当化させる。
またここまで突っ込んだのはトランプ政権というファンダメンタルズも伴っている。そうした二つのファクターに背中を押される形で、私もドル円を112.61でショートに振っていった。
ドル円はアジア時間の終盤でようやく下げが明確になってきた。それまでのドル円は重い足取りながらも、勢いも値幅もなかったので、私もショートカバーを恐れる次第。持っているのが苦痛でもあった。
私は夕飯を友達といっしょに食べる約束をしていたので、帰宅するまでのストップ注文だけを112.90で置いて出かけた。112.30あたりまで安値突込みを目撃しているので、ちょっと遠い損切りラインになるのだが、お出かけなのだから仕方のないところ。
夜の10時過ぎに帰って来て、ドル円は111円台に突入している。これは途中でスマホで為替レートを見ていたので承知していることだった。そこで利食いで買い戻すことを考えるのだが、昨日はアメリカの経済指標がないので、目の前でドルの一段安は期待できないだろうと思った。そこでドル円を時価で購入。111.56だった。
その後は寝てしまったが、米国株も一段安し、マーケットの不安心理はさらに増大した。ドル円も110円台まで値を下げ、それでもまだ下げたりない様子。ドル円はリバウンドしても値が限られている。
週初は「115円台を目指すのか」などという評論も出ていたのがウソのようである。別世界に入ったのだ。115円ところか、今年の安値である108円台のほうが近くなってしまった。
今晩の注目は過度なリスク回避の反動があるかどうかである。もちろん見るべきものはグローベックスセッションも含めた米国株の下値方向である。ちなみに私はまだまだリスク回避の分量が足りていないと感じている。
日本時間 16時00分
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※スプレッドはすべて例外あり。この表は2023年12月1日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報は各社の公式サイトなどで確認してください |
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