ザイFX! - 初心者必見のFX総合情報サイト

西原宏一_メルマガ取材記事
----年--月--日(-)日本時間--時--分--秒
持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

為替相場は動意薄が続きそう、
今年はビットコイン抜きに語れず

2017年12月26日(火)16:05公開 (2017年12月26日(火)16:05更新)
持田有紀子

34年ぶり! 史上最高値を更新した「日経平均」もレバレッジをかけて取引できるCFD口座をチェック!

 昨日はクリスマスなので、世界中、どこもやっていない。したがってキリスト教国でない日本などで少々、端っこをやっている程度。だから為替相場も動かない。今日も欧州勢が参入してくるまでは動意薄の状態が続くわけであって、本格的な動きはニューヨークオープンまで待たないといけないだろう。

 今年の振り返りの第3弾である。為替レートと一緒にするのはどうかとも思うが、仮想通貨であるビットコインは無視するわけにはいかない。通貨であるかどうかの議論はおいておいても、実際にBTC-USDという相場が立っており、そこでの値動きによって実際にお金が動くのだ。実体があると考えて臨まないと足元をすくわれてしまう。

 今年、大きく話題をさらったビットコインだが、年初から1000ドルを超えて始まった。これまで300から800の間で激しく動いていたのだが、ついに上抜けという感じ。しかし1000というのは今から考えると、ほんの通過点でしかなかったようだ。

 何度も分裂と合併を繰り返していたのだが、不安を抱えながらも10000ドルも突破。12月には先物取引が上場されるということになって、ついに20000近くまで上昇した。先週末に10700まで下がったというのも、極端といえば極端な下げである。

 しかしビットコインの取引主体が公表されたが、対円が最も多く、約半分を占めるという。対ドルも含めると、ビットコインでトレードしているのは、ほとんどが日本人だけだったということなる。

 それまでは自国通貨に不信の高い中国人が回避的にビットコインに殺到していたといわれていたが、まったくの合理化であり、イリュージョンだったわけである。日本株と同じように日本人しかやってなさそうだというのは、識者の指摘するところである。

 ここで重要なのは誰が買っているのかではなくて、そのリスクのありようである。完全にビットコインはリスクテークの一環に供されており、株価よりも敏感なバロメーターになりつつある。株価が高いときにはリスク許容度も増大して、ますますビットコインの買いに弾みがつく。

 怖いのは反転したときだ。仮想通貨の価値下落が半端なものではないのは容易に想像がつくが、これが株価や為替レートなど市場に与えるネガティブサイドへの影響のすごさである。スマホのアプリを使ってビットコインで支払いができるというのが、実体経済との結びつきだ。

 しかしビットコインの対ドルレートが何倍にも上がってしまうと、ビットコインの仕入れ価格も高騰する。それでもビットコインで支払う人はいるのだろうか。使えないお金ならば、まずは通貨としての機能に問題がある。

 またビットコイン建ての表示価格は、値下げされているのだろうか。そうでもしないと売り手側のほうも手取りが確定せずに困ったことになるだろう。商品やサービスの値段が毎日、激しく変わるというのも、通貨としての存在意義を薄めることになる。

 我々はトレーダーとしてビットコインの値動きにしか興味がないが、実際の運用の在り方にも目を向けていかないとファンダメンタルズを無視した取引をすることにもなりかねない。来年もBTCは要ウオッチ材料であるのは間違いない。


日本時間 16時00分

 


取引コストで比べる スワップポイントで比べる
キャンペーンで比べる 人気ランキングで比べる
最低取引単位で比べる FX会社比較トップページへ
◆ザイFX!読者が選んだFX会社はココ!(総合ランキング)
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定 0.3pips原則固定 1000通貨 20ペア
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】
機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】
■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼
GMOクリック証券「FXネオ」の公式サイトはこちら
【総合2位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時・例外あり)
0.3pips原則固定
(9-27時・例外あり)
1000通貨 30ペア
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】
業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】
■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の公式サイトはこちら
【総合3位】 楽天証券「楽天FX」
楽天証券「楽天FX」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定 0.4pips原則固定 1000通貨 28ペア
【楽天証券「楽天FX」のおすすめポイント】
業界上位水準のスプレッドと、株取引で培ったノウハウが活かされた、取引環境の良さが魅力のFX口座です。取引量に応じて楽天ポイントが貯まるので、楽天グループのサービスをよく利用する人にもおすすめ。また、楽天証券には大手ネット証券で唯一の、MT4を使うFX口座「楽天MT4」もあります。
【楽天証券「楽天FX」の関連記事】
■楽天証券「楽天FX」の特徴やスプレッド、スワップポイント、取り扱い通貨ペア数などを紹介!
▼楽天証券「楽天FX」▼
楽天証券「楽天FX」の公式サイトはこちら
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年4月1日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報は各社の公式サイトなどで確認してください

総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!

外為どっとコム
人気のザイFX!限定タイアップキャンペーンをPickUp!
FX初心者のための基礎知識入門
バイナリーオプション比較 メキシコペソ比較 キャンペーンおすすめ10
バイナリーオプション比較 メキシコペソ比較 キャンペーンおすすめ10
『羊飼いのFXブログ』はこちら
↑ページの先頭へ戻る