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ビットコイン価格に連動するコインベース株の
CFDで利益を上げれば、税率は最高約55%
ではなく一律約20%。その手があったか!

2021年11月06日(土)08:30公開 (2021年11月08日(月)11:25更新)
ザイFX!編集部

波乱の「日経平均」や「NYダウ」の下落局面も収益チャンスに! 話題の「VIX指数」も取引できる【CFD口座】を比較!

待望の米ビットコイン先物ETF上場でビットコイン価格は史上最高値更新!

 2021年10月19日(火)、投資業界は熱狂に包まれました。米証券取引委員会(SEC)が承認した初のビットコインに連動するETF(上場投資信託)が米国市場に待望の上場を果たしたのです。

記念すべき第1号となった「プロシェアーズ・ビットコイン・ストラテジーETF(ティッカー:BITO)」はビットコイン先物に連動するETFで、インターコンチネンタル取引所傘下のNYSEアーカ取引所に上場しました。

 そして、このビットコイン先物ETFは、取引初日の売買代金が約10億ドルと、ETFの上場初日としては過去2番目の規模となり、市場の期待の大きさがうかがえました。

 また、このビットコイン先物ETF上場を受けて、ビットコイン自体の価格も急騰。対円で750万円突破、対米ドルで約6万7000ドルと、ともに史上最最高値を更新しました。

ビットコイン/米ドル 週足
ビットコイン/米ドル 週足チャート

 

(リアルタイムチャートはこちら → 仮想通貨リアルタイムチャート:ビットコイン/米ドル(BTC/USD) 週足) 

ビットコイン/円 週足
ビットコイン/円 週足チャート

 

(リアルタイムチャートはこちら → 仮想通貨リアルタイムチャート:ビットコイン/円(BTC/JPY) 週足) 

 ビットコイン先物ETFの上場は、暗号資産(仮想通貨)の取引所に口座開設をしなくても、従来の証券口座でビットコイン価格に連動する投資ができるようになるため、暗号資産関連投資の間口を広げることに。

 また、BITOに続いて10月22日(金)には米国で2番目のビットコイン先物ETFとなる「バルキリー・ビットコイン・ストラテジーETF(ティッカー:BTF)」がナスダックへ上場するなど、今後の広がりも注目されます。

日本国内では取引できないビットコイン先物ETF、それならば税制面でメリットの大きい個別株CFDに注目!

 しかし、残念ながら現状、日本国内では、これらの米国市場に上場したビットコイン先物ETFを購入できる証券会社はまだないようです。暗号資産市場の潮目ともいえるせっかくのこの時期に、資金効率よく暗号資産に投資したいと考えるトレーダーは少なくないのでは?

 そこで注目したいのがCFD

 暗号資産に関連したCFDといえば、暗号資産そのものを対象資産とした「暗号資産CFD」という金融商品もありますが、今回注目したいのはそれではなく、暗号資産と値動きが連動しやすい個別株のCFDです!

【参考記事】
暗号資産CFDとは? 仮想通貨FXとは何が違う?レバレッジは? 手数料は? 税金は?
GMOクリック証券のCFDに7つの新銘柄追加!キーワードは「暗号資産」!? 世界一ビットコインを保有する上場企業の株が買える!?

 ビットコイン先物ETFは国内でまだ取り扱いがないからやむを得ないとしても、暗号資産に関心があるなら暗号資産の現物取引や暗号資産CFDを取引する手はあります。そうではなく、なぜ個別株CFDに注目するのか。それは税制に強烈な違いがあるからなんです。

 投資で得た利益への課税方法には、「申告分離課税」、「総合課税」の2種類があります。

 株、投資信託やFX、先物取引、個別株のCFDなどで得た利益は「申告分離課税」の対象となり、20.315%(所得税および復興特別所得税15.315%、地方税5%)の税率が適用されます。

【参考記事】
FXの税金・確定申告のやり方は? 知っておきたい節税対策も解説!

 一方、暗号資産や暗号資産CFDの売買で得た利益は「総合課税」の対象となり、給与所得など他の所得と合算され、所得に応じて5%~45%の税率が適用されます(※)。さらに、所得がおよそ100万円を超えると、一律10%の住民税が課せられます。

(※細かくいうと、現在はさらに基準所得税額×2.1%の復興特別所得税もかかる)

 上記のことから、総合課税が申告分離課税の税率を上回るのは、所得が330万円を超えた時点で、所得税と住民税を合わせた税率は30%~55%となります。よって、投資で得た所得とその他の所得の合算が330万円を超える場合は、申告分離課税を適用できる投資商品の方が節税となります。

暗号資産は総合課税で最高税率約55%、暗号資産と連動しやすい個別株CFDなら申告分離課税で税率約20%

 投資は常に儲かるとは限りません。損失を被る可能性もあります。そのようなリスクを負った上で投資して大きく儲かったとしても、暗号資産や暗号資産CFDの場合は、最高約55%もの税金を引かれてしまうのです。利益の半分以上がなくなってしまうというのはトレーダーにとって厳しい話。

 一方、先ほど書いたとおり、個別株CFDなどは申告分離課税で、約20%の税率ですみますから、これはとっても大きな違いですよね。

 また、申告分離課税の対象となる投資損益のうち、FX、先物取引、個別株CFDなどは「先物取引に係る雑所得」に該当し、異なる投資商品間で損益を相殺して課税対象額を決定する「損益通算」が可能です。

 ですから、「FXで利益を出したものの個別株CFDではマイナスだった」という場合は、双方の損益を相殺した金額が課税対象額となります。また、損益がマイナスとなった場合は、確定申告をすれば3年間の繰越控除の対象となります。

 一方、総合課税の対象となる「雑所得」に分類される暗号資産や暗号資産CFDは、「雑所得」内での損益通算はできますが、FXや他のCFDとの損益通算はできず、繰越控除の対象にもなりません。

 そんなわけで、税制面から見ると、暗号資産や暗号資産CFDよりも個別株CFDの方がメリットがあるケースが多いのではないかと思われます

暗号資産と値動きが連動しやすい個別株CFDは? 米コインベース、マイクロストラテジー、そしてテスラの株価をチェック!

 では、暗号資産と値動きが連動しやすい個別株CFDにはどんな銘柄があるのか、具体的に見ていきましょう。

 たとえば、今年(2021年)8月に日本でもサービスを開始した世界最大手の暗号資産取引所、米コインベース(ティッカー:COIN)。ナスダックに上場してまだ半年ほどですが、上場以来、ビットコイン価格と株価の関連性が話題となっています。ビットコイン/米ドルと、コインベース株の値動きを比較してみると…

ビットコイン/米ドル VS コインベース 日足
ビットコイン/米ドル VS コインベース 日足チャート

(出所:TradingView

 2021年5月のビットコイン相場暴落の際も、今回のビットコイン先物ETF上場に伴うビットコイン相場急騰の際も、コインベースの株価がビットコインの値動きに沿うように動いているのがよくわかります。

 また、ビットコインを世界一保有している上場企業として一躍有名になった、米マイクロストラテジー(ティッカー:MSTR)も、ビットコイン価格と株価の関連性が話題となる会社です。

ビットコイン/米ドル VS マイクロストラテジー 日足
ビットコイン/米ドル VS マイクロストラテジー 日足チャート

(出所:TradingView

 コインベース同様、マイクロストラテジーの株価も、ビットコインの上昇・下落とおおむね連動した値動きとなっています。値動きの方向性はビットコインと同じでも、マイクロストラテジーの方がさらに激しく動いた時期もあるようですね。

 すでに11万BTC以上のビットコインを保有しているマイクロストラテジーですが、これまで一度もビットコインを売却したことがない上、今後も買い増しを続けることを、先日(10月28日)の第3四半期決算発表で表明しました。決算自体も、当期利益は赤字であるものの赤字額は前四半期より大幅に縮小しており、売上げ高は市場予想を上回る結果となっていました。事業自体による株価上昇にも期待できるのかも?

 そして、ビットコインの大量保有と言えば、米テスラ(ティッカー:TSLA)の名前も上がります。ビットコイン価格とテスラ株価の関係性は、ご覧のとおり。

ビットコイン/米ドル VS テスラ 日足
ビットコイン/米ドル VS テスラ 日足チャート

(出所:TradingView

 目先の急騰は、米レンタカー大手がテスラのEVを10万台購入する計画を発表したことなどを受けたもののようですが、ビットコイン先物ETF上場にともなうビットコイン価格上昇時は、テスラ株もあわせて上昇しています。

 マイクロストラテジーと異なり、テスラはビットコインの売却も行っており、保有ビットコインに対するテスラの動向が、逆にビットコイン価格を左右する現象も起きています。一時中断していたビットコインでテスラ車が購入できる施策を再開するという動きもあり、ビットコインとの関係は切っても切り離せないものになっています。

米国株CFDの取り扱い4000銘柄以上のIG証券、“ビットコイン鉱山のリーバイス”が見つけられるかも!?

 以上、値動きがビットコイン価格に連動する代表的な個別株CFDを3銘柄紹介しました。

 この3銘柄が取引できるのは、まずIG証券です。

IG証券・銘柄リスト

(出所:IG証券)

【参考記事】
IG証券のCFD口座ってどう?メリットやデメリットを含む特徴を紹介!

IG証券は、1万7000銘柄以上のCFDを取り扱っている、世界一(※)のCFDプロバイダーです。米国株のCFDも4000銘柄以上取り扱っており、レバレッジは最大5倍。少ない資金で、幅広い米国株に投資できます。

(※出所:IG証券、IGグループの財務情報よりグローバル大手CFD各社公表の財務データを比較(2020年6月時点、FXを除いた収益ベース))

 ちなみに、暗号資産CFDのレバレッジは、国内取り扱いのSBI FXトレードマネックス証券ともに最大2倍となっていますので、IG証券個別株CFDの方が、資金効率よく投資できると言えます。

 また、日本国内では米国株の信用取引は現在できませんが、CFDなら「売り」から取引してもOK。ビットコインの急落とともに株価が下落する局面でも、利益を上げることが可能です。

 非常に幅広い銘柄のCFDを取り扱っているIG証券ですから、今後さらに値動きがビットコインに連動する企業が出てきた場合も、その企業の個別株CFDを取引できる可能性が高そうです。 

IG証券では先着300名が合計最大5万円をもらえるキャンペーンも実施中。さらに他社乗り換えボーナス1万円も!

IG証券では現在、新規口座開設+FX以外の取引で、先着300名が合計最大5万円がもらえるキャンペーンも実施しています。

IG証券・5万円キャッシュバックキャンペーン

 新規口座開設とキャンペーンへの登録、IG証券のTwitterのフォローを行い、キャンペーン期間中に1回50万円以上の入金、口座開設申込から30日以内に1回以上の新規取引を行うと、先着300名に5000円がキャッシュバックされます。

 さらに、2022年1月10日23時59分59秒までに1ロット以上の取引を累計50回以上行うと1万5000円が、累計100回以上行うと4万5000円がキャッシュバックされます。

 そして、他社にFXやCFDの口座を持っている場合は、その取引報告書を提出すると、「他社乗り換えボーナス」としてさらに1万円がもらえます!

 また、GMOクリック証券のCFDでも、今回紹介した3社のCFDを取引することができます。コインベースやマイクロストラテジーは、つい先日取り扱い銘柄として追加されたばかりで、注目度の高さがうかがえます。

【参考記事】
GMOクリック証券のCFDに7つの新銘柄追加! キーワードは「暗号資産」!? 世界一ビットコインを保有する上場企業の株が買える!?

 こちらもレバレッジは5倍。取り扱い銘柄は140ほどと、IG証券に比べると少ないですが、CFD初心者には十分かもしれませんね。

 1800年代の米国のゴールドラッシュでは、金鉱を掘ったマイナーよりも、作業着を売ったリーバイスの方が儲けたというのはよく聞く話。暗号資産取引所のコインベースなどは、ちょうどこのゴールドラッシュ時代のリーバイスに相当する企業なのかもしれません。

 今回紹介した3社は、ビットコイン鉱山のリーバイスになり得るのか? それとも新たな企業が名乗り出るのか? ビットコイン価格だけでなく、周辺の関連企業に注目するのも投資の醍醐味。先を見据えて、一度チェックしておくと良いのではないでしょうか。

 そして、個別株などのCFDは暗号資産の直接の取引よりも、大きく儲けた場合などの税率が圧倒的に有利という点も見逃せないポイントですね。

IG証券の公式サイト

IG証券のCFD

(※各種キャンペーンの詳しい条件、期間などについては、IG証券の公式サイトなどで必ずご確認ください。キャンペーン条件が変更されたり、キャンペーン期間が延長されたり、キャンペーンが終了したりすることなどがあります)

>>>IG証券のCFDのメリット・デメリットや特徴、最新のサービス内容はこちらをご覧ください

(ザイFX!編集部・上岡由布子)

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「岡三証券(くりっく株365)」は、取引所CFD「くりっく株365」の専用口座。「くりっく株365」では、日本・米国・ドイツ・英国の代表的な株価指数と、金・原油などを対象としたETFをCFDで取引できます。「くりっく株365」を取引できる口座はいくつかありますが、「岡三証券(くりっく株365)」には「くりっく株365」の取引に役立つ情報を一画面でチェックできる高機能な情報ツールなどを使えるなどといったメリットがあります。
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23銘柄 20倍
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◆ トライオートETF(インヴァスト証券)
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29銘柄 5倍
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◆ まいにち金・銀(マネーパートナーズ)
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2銘柄 20倍
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マネーパートナーズのCFDでは、米ドル建ての金と銀が取引できます。銘柄ごとに設定した価格になると知らせてくれる「ターゲットメール」、重要な経済指標の発表予定と結果が届く「指標アラートメール」などが提供されているのも魅力です。
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◆ ひまわり証券(くりっく株365)
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11銘柄 約50倍
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株価指数 個別株 商品 債券 その他

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※自動売買利用時は投資助言報酬が別途発生

(147円)
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ひまわり証券(くりっく株365)のおすすめポイント
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◆ LION CFD(ヒロセ通商)
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28銘柄 20倍
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LION CFD(ヒロセ通商)のおすすめポイント
「LION CFD」は、株価指数、商品、ETFを対象にした銘柄を取引できるCFD口座。約定力が高く、使いやすい取引ツールや豊富な情報コンテンツ、24時間対応の電話サポートなど、ヒロセ通商がFXで培ってきたノウハウがしっかり活用されています。個別株などは必要なく、CFDとしては一般的な銘柄と、ETFに関連した銘柄の取引ができれば十分という人にはおすすめです。
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◆ フィリップ証券(CFD)
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9銘柄 20倍
取引できる銘柄の種類(カッコ内は取引手数料)
株価指数 個別株 商品 債券 その他

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フィリップ証券(CFD)のおすすめポイント
フィリップ証券のCFD口座では、株価指数を対象とした証券CFD4銘柄、コモディティを対象とした商品CFD5銘柄の、計9銘柄を取引できます。大きな特徴のひとつに、取引ツールに自動売買も可能なMT5(メタトレーダー5)を使うという点が挙げられます。デモ口座があるので事前に取引環境やツールの操作感を試すことができるだけでなく、豊富なマニュアルも提供されているので、メタトレーダーを使うのが初めての人も安心して取引できます
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4銘柄 20倍
取引できる銘柄の種類(カッコ内は取引手数料)
株価指数 個別株 商品 債券 その他

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※暗号資産を対象としたCFDサービスは除く
FXTF GX-商品CFD(ゴールデンウェイ・ジャパン)のおすすめポイント
ゴールデンウェイ・ジャパンの「FXTF GX-商品CFD」は、金、銀、原油、天然ガスの商品(コモディティ)4銘柄に特化したCFD口座。取引できる銘柄は限られていますが、ひとつのツールでFXやノックアウトオプションも取引できるほか、PC版のウェブブラウザ取引システムには高機能チャートツールの「TradingView」が搭載されていて、高度な分析から発注までをスムーズに行えるのが魅力です。
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※本コンテンツの調査対象はすべて個人口座となっています。また、サービス内容は当社が独自に調査したものです。正確な情報を提供するよう努めておりますが、詳細は各FX会社へお問い合わせください。
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