昨日は日本がお休みだった。先週の金曜日にはニューヨーククローズに向けては米国株は大きく切り返したので、週明けの市場全体もリスクテーク気味になってスタートした。ドル円は108円台の後半で、ユーロドルは1.22台の中盤だ。
問題はこの後。このリスクテークの勢いが継続するのか、それとももう一度、リスク回避をするのか。市場のボラティリティはさほど下がっていないのである。市場のイベントがないので、欧州時間では為替相場は動かず。
グローベックスの中で米国株が上がったまま、現物株の開始を待っている状態。先週に資本市場がちょっとパニックになったが、週を明けるともう話題はオリンピックと北朝鮮の姿勢に集まっている。トランプ政権からもマーケットに関するコメントはあまり出てこない。
ニューヨーク時間に入っても、ショートカバーの流れが継続した。予算教書のなかにインフラ投資の1.5兆ドルが含まれたことも、景気敏感株に刺激を与えたようだ。米国株は終盤にも一段高して、大幅高となった。依然としてマーケットの動きが不安定であるのは変わらない。
今日になってリスクの流れが変わってきている。連休明けの日本株は大きくマドをあけて上伸して始まったのだが、それが時間の経過とともに後退。トップから日経先物は500円以上も下がったのだ。その間、確かにリスク回避の円買いも入った。
それでドル円は108円台の前半まで下がってきている。しかし今のところ108円台割れは喫していないので、まだフレッシュゾーンに入ったという感じがしない。テクニカル的には見事に今年の最安値の近くで止められたという格好になっている。
しかしドル円やユーロ円の上値は重そうだ。今晩もイベントがない分だけ、テクニカルムーブに支配されることになる。私としては108円ちょうど割れからは徐々に売り増ししていきたいと考えている。株価下落など外部環境の支えがあれば、なおさらのことだ。
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