昨日はアメリカが休みだったので、総じて為替相場は小動きだった。参加者がいない上にイベントもないのだから当たり前だ。ただ105円台から回復してきたドル円だっただけに、若干のショートカバーを巻き込んで106円台の中盤を超えてきた次第。
確かに去年の安値を下回ってきたとは言うものの、もしも突っ込んだ105円台が今年の最安値になろうものならば、そこを拾っておかない手はないだろうということだ。先週にたくさん経済指標が出たこともあって、今週はなんとなく材料薄のような週となる。
また米国株も今年の値幅の半値を上回ってきたので、一応の一服感もでているので面白い動きはなさそうだ。ただオリンピックが終わりに向かうので、それに向けて北朝鮮がどのような動きに出てくるのか。またそれに対してアメリカがどう反応するかが、相対的に重要な意味を持ってくることになる。
株価が回復して語られなくなったが、米ドルの金利は短期も長期も上昇傾向をやめたわけではない。10年ものの利回りだって3.0%の大台は間近だ。値幅としてはほんの少しでしかないのだが、大台が変わったということで市場に混乱を引き起こす可能性もある。
金融政策に関するイベントがないのだが、株高自体が金利の上昇要因なのだ。フルウオッチしなくてもいいが、ちょっとずつでも気にしておかないといけないだろう。今月に入ってのパターンなのだが、ドル金利の上昇はドル高ではないのである。むしろドル安だという相関性で動いているのだということは要注意である。
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