昨日のアジア時間では中国株が大幅下落した。これは2日連続の大幅安である。アメリカが対中での関税を10%から25%に引き上げようと脅しをかけているのに反応しているのだ。それにツラレてマーケット全体がリスクオフ気味となってきて、ドル円も上値が重い展開となった。前日には112円台をつけていたドル円だったが、111.50あたりまで後退。
そしてイギリスが予想通りに利上げをした。それがノーサプライズだったのに加えて、カーニー総裁が追加の利上げに関しては消極的な発言を繰り返したことで、かえってポンド金利の先高感が薄くなった。それで為替市場ではポンドが下落。ユーロも下落して、結果としてドルの全面高となった。
私も久しぶりにユーロドルで売り参入してみた。もちろんいちばん安いところからショートにしていくのだから、耐久性はない。だから対とストップで速攻でポジションをカットするつもり。しかも下攻め中なので、時間がかかるのも予想される。1.1613で売ってみたのだが、1.15台に突入してくれれば何とか一息つける。
私は翌朝に用事があるので早めに寝てしまったが、ユーロドルは1.15台に入ってはいたものの、ショートカバーもなく、また深押しもなかったようだ。自分のおいていたOCO注文には引っかからずで、朝に早々に利食いで買い戻した。
今晩は雇用統計。予想では就業者数が18万人から19万人くらいの増加となっている。そもそも金融政策に影響を与える時期ではないので、ほとんど重要視されていない。よほど外れた数字が出てこないと相場を揺さぶることにはならないだろう。
後はユーロやポンドなどの下攻めがテクニカル的にも気になるところ。本格的な投げ売りのストップロスを誘発するにはもうちょっと値幅があるのだが、それでもドル金利の上昇という外部要因もあり、ドル高方向の話にはセンシティブになっているべきであろう。
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