昨日は東京市場でも株買いの勢いが強まり、市場のリスク許容度が増大した。日経先物は1月からの戻し高値が20965円だったところ、そこでトリプルトップを形成していたので、ここを上方ブレークしたのは意味がある。ドル円も110.55あたりを底値にして堅調な地合となった。
私もそれに便乗しようと思って、ドル円を110.61でロングして持ってみた。高いところでのロングポジションなので分が悪いのは承知。その割の悪さをタイトストップでカバーするしかない。
部分的にトレンドフォローで攻めているようなものだ。110.50を割り込んできたら、もうこんなロングに用事はない。即座にポジションカットである。危険なだけで、長く持っている意味はないのである。
私は翌朝は早くから用があったので、早く寝るために早々に110.79でポジションを閉じてしまった。しかしその後もドル相場は堅調であって、特にユーロドルも下がっていったのが大きい。
ドルが全面高となる中で、ニューヨーククローズ間際までドルはジワジワと上がり続け、ドル円も111円台をワンタッチした。
米国株は今年の高値を探っていた。習近平氏が米朝協議に出席するかもしれないという観測がたって、それが貿易問題の進展を想起させたのだ。しかし翌日に閣僚級の協議を控えて、やはり様子見の姿勢も強くなって米国株は大きな動きはしなかった。
昨日のユーロドルの安値は1.1260まで。ここまで来ると昨年来の安値を気にしてしまう。1.11台というのは久しくみていない。ECBが量的緩和をやめるという話しが出てからは、ずっとユーロ買いが進んでいたからだ。
現状では本尊のアメリカですら継続的なタイトニングは控える方向で動いている。だとしたら景況感の悪化がはっきりしてきている欧州はなおさらタイトニングには迎えないはずである。いつになるのかはわからないが、ユーロドルのフレッシュローではユーロ売り参戦したいものである。
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