本日の為替相場の焦点は、以下の4点にあり。
『来週にFOMCを控える週末である点』
『米国の経済指標』
『NY株式市場の動向』
『米自動車業界救済に関する話題や思惑』
週末金曜日。
米国の経済指標は、「生産者物価指数」、「小売売上高」、「ミシガン大学消費者信頼感指数」への注目度が高い。
「生産者物価指数」とは、国内販売業者の販売価格の調査結果。消費者物価指数と同じくインフレ動向を見るために重要。季節要因を受けやすく、変動の大きい食料品とエネルギーを除いたコア指数が重要視される。
「小売売上高」とは、小売業における売上げに関する指標で個人消費の動向を見るために使われる。耐久財と非耐久財に分けて発表され、比率の高い自動車部門を除いた部分が重要視される。
「ミシガン大消費者信頼感指数【速報値】」とは、消費者マインドに関するアンケート結果で、速報値の対象は300人、確報値の対象は500人となっている。
この中でも、メインは「小売売上高」となる可能性が高いと思われる。
「NY株式市場の動向」や「米自動車業界救済に対する話題や思惑」には引き続き注視。
為替相場は依然としてこの動向に大きく振られている。
また、「来週にFOMCを控える週末である点」にも気をつけなければいないだろう。
為替相場では、今週に入ってドル売りが出ており、昨日それが大きく加速している。来週にビックイベントを控え、この流れが加速するにしても、ポジション調整が入るとしても、大きな動きへと発展する可能性は高い。
■本日のトレード用のエサ
06時45分:NZ)小売売上高指数&【除自動車】
22時30分:米)生産者物価指数&【コア】[前月比/前年比]
22時30分:米)小売売上高&【除自動車】
23時30分:NY株式市場オープン
23時55分:米)ミシガン大消費者信頼感指数【速報値】
■今週の為替相場の焦点
NY株式市場の動向
米国の経済指標
要人のコメント
来週にFOMCを控えてる点や各国の金融政策への思惑
米国の自動車業界の救済に関するニュースや思惑
米国政府による経済や金融に対する施策やオバマ政権への期待
年末相場に向けて徐々に市場参加者が減ってくる点
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12月12日(金)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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・週末金曜日 ・日)先物・オプションのSQ ・EU首脳会議(11日・12日) |
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06:45 | NZ)小売売上高指数 | ◎ | ±0.0% | +0.1% | |||||||
↑・小売売上高指数【除自動車】 | +0.8% | -0.5% | |||||||||
13:30 |
日)鉱工業生産【確報値】 [前月比/前年比] |
× | - | -3.1% | |||||||
- | -7.1% | ||||||||||
14:00 | 日)消費者態度指数 | × | 28.0 | 29.8 | |||||||
19:00 | 欧)鉱工業生産【季調済】 | △ | -0.5% | -1.6% | |||||||
欧)第3四半期労働コスト | × | +2.8% | +2.7% | ||||||||
22:30 | 加)第3四半期設備稼働率 | × | 78.3% | 78.9% | |||||||
加)新車販売台数 | × | -1.0% | +2.5% | ||||||||
米)生産者物価指数 [前月比/前年比] |
A | -2.0% | -2.8% | ||||||||
+0.2% | +5.2% | ||||||||||
↑・生産者物価指数【コア】 [前月比/前年比] |
+0.1% | +0.4% | |||||||||
+4.3% | +4.4% | ||||||||||
米)小売売上高 | S | -2.0% | -2.8% | ||||||||
↑・小売売上高【除自動車】 | -1.8% | -2.2.% | |||||||||
23:55 | 米)ミシガン大消費者信頼感指数 【速報値】 |
AA | 55.0 | 55.3 | |||||||
24:00 | 米)企業在庫 | B | -0.2% | -0.2% | |||||||
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下抜け追随&戻り売り
週末なので様子見。年末に向けて、しばらくはドル売りが続く可能性も。
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)