本日の為替相場の焦点は、以下の4点にあり。
『明日にFOMCを控える点』
『米国の経済指標』
『NY株式市場の動向』
『米自動車業界救済に関する話題や思惑』
週明け月曜日の15日ゴトオ日。
米国の経済指標は、「NY連銀製造業景気指数」、「対米証券投資」、「鉱工業生産」への注目度が高い。
「NY連銀製造業景気指数」とは、ニューヨーク地区における製造業の景況感を表す。フィラデルフィア連銀製造業景気指数とISM製造業景況指数を占うための先行指数として注目される。
「対米証券投資」とは、海外から米国証券への投資額。貿易収支や経常収支の赤字額との比較で重要視される。米国の赤字ファイナンスや世界的な資金の流れの分析が可能。
「鉱工業生産」とは、鉱工業部門の生産動向に関するインデックス。製造業部門の生産性が分かり、景気全般の動向を見るために重要となる。
「NY株式市場の動向」や「米自動車業界救済に対する話題や思惑」には引き続き注視。
為替相場は依然としてこの動向に大きく振られている。
また、「明日にFOMCを控える点」にも最大限の注意を払いたい。
今年最後となる「FOMC」。来週にはクリスマスとなるため、今年最後のビッグイベントとも言える。既に0.50%の利下げが濃厚視されているが、それ以上の利下げや利下げ以外の政策がなされる可能性もあり、注目度は高く、更にサプライズにもなりやすい。
また、為替相場では、先週からドル売りが加速しており、明日にビッグイベントを控え、この流れが加速するとしても、ポジション調整が入るとしても、大きな動きへと発展する可能性が高いといえる。
■本日のトレード用のエサ
▼主要材料
08時50分:日)日銀短観
22時30分:米)NY連銀製造業景気指数
23時00分:米)対米証券投資
23時15分:米)鉱工業生産
23時30分:NY株式市場オープン
26時30分:欧)トリシェ:ECB総裁の講演
12月15日からの週の為替相場の焦点は以下の8点。
▼NY株式市場の動向
▼米国の経済指標
▼要人のコメント
▼15・16日に予定されているFOMC
▼米国の自動車業界の救済に関する話題や思惑
▼米国政府による経済や金融に対する施策やオバマ政権への期待
▼ゴールドマンサックスやモルガンスタンレーの決算発表
▼来週にはクリスマスも控え、年末相場となってくる点
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12月15日(月)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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・週明け月曜日 ・ゴトオ日 ・米連邦公開市場委員会(FOMC、15日・16日、16日に政策金利&声明発表) |
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06:45 | NZ)第3四半期製造業売上高 | × | - | -0.6% | |||||||
08:50 | 日)日銀短観[大企業製造業業況判断] | ◎ | -23 | -3 | |||||||
↑・[大企業製造業先行き] | -27 | -4 | |||||||||
↑・[大企業非製造業業況判断] | -9 | +1 | |||||||||
↑・[大企業非製造業先行き] | -12 | -1 | |||||||||
↑・[大企業設備投資計画] | -0.5% | +1.7% | |||||||||
09:01 |
英)ライトムーブ住宅価格 [前月比/前年比] |
△ | - | -2.9% | |||||||
- | -7.1% | ||||||||||
17:15 |
ス)生産者輸入価格 [前月比/前年比] |
△ | -0.5% | -0.6% | |||||||
+2.0% | +2.9% | ||||||||||
22:30 | 米)NY連銀製造業景気指数 | A | -27.0 | -25.4 | |||||||
欧)パパデモス:ECB副総裁の講演 | △ | 要人発言 | |||||||||
23:00 | 米)対米証券投資[ネット長期フロー] | A | +400億 | +662億 | |||||||
↑・[ネットフロー合計] | - | +1434億 | |||||||||
23:15 | 米)鉱工業生産 | A | -0.8% | +1.3% | |||||||
米)設備稼働率 | B | 75.6% | 76.4% | ||||||||
26:30 | 欧)トリシェ:ECB総裁の講演 | ○ | 要人発言 | ||||||||
27:00 | 米)NAHB住宅市場指数 | 9 | 9 | ||||||||
ス)ヒルデブランド:SNB副総裁の講演 | △ | 要人発言 | |||||||||
31:15 | 欧)ビーニ・スマギ:ECB理事の講演 | △ | 要人発言 | ||||||||
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下抜け追随&戻り売り
様子見
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